今までの経験から二度と走りたくない場所はと
聞かれれば、即座に「瀬戸内海」と答えるだろう。
交通量が多く、おまけに小さな島が点在して潮の
影響を受ける。何千トンもの貨物船が連なるように
走り、前を走る船についていくのが精一杯。
大型船の行きかう、すぐ近くで船の引き波を
まともに受けながら漁をしている船を
見かけたが、よくあんな場所で漁が出来るもの
だと思った。
船の事故の多くがワッチ(見張り)を怠った
ことで起こる。海では海上衝突予防法という規則が
あり、行き違う船の場合右側通行。
右側から船が近づいてきた場合、衝突の危険が
生じるなら、こちら側に回避義務がある。
しかし、相手がフェリーなどの大型船なら
フェリー側に回避義務があっても、小型船が
回避するのが普通だ。小型船はすぐに停船する
ことが出来るし、すぐに舵を切って回避
することが出来る。何よりも早くから大型船を
視認できるし進行方向がわかる。
もしも、交通量の多い海上で大型船が小型船を
避けて走り出したら、近くを走る小型漁船は
混乱するだろう。通常なら大型船に小型漁船が
近づけば、耳をつんざくような警笛を鳴らされる。
夜、出漁するときに沖合いに街の明かりと間違う
ほどの護衛艦(2000t)が停泊していたので、
近くを通り過ぎようとすると熱いほどの
サーチライトを浴びせてくる。
宮古島と沖縄を行きかうフェリーは4,000t、
イージス艦の大きさは7,000tで前から
後ろまでの長さが165m。約300名が乗り組んでいる。
最新鋭のイージス艦でも衝突事故を起こすなんて、
怖いなぁ!
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