延縄漁船が座礁しているのが発見された。
保安庁が船内を捜索したところ乗組員の姿は
一人もいない。座礁した船の大きさからすると、
最低でも４～５人は乗り組んでいるはずなのに
無人船とは・・・いったい何が起きたのだろう。
ここ数日は天候も安定していて、沖もそんなに
荒れた日はなかった。延縄の操業中に縄にまかれ
て落水する事故はあるが、乗組員全員が消えるなんて
バーミューダー海域では霧の中から昔の船が現れて、
乗り込んでみると、ついさっきまで
人間がいたような状態の幽霊船が出没するという
ＳＦ小説を読んだことがあるけれど
数日前まで操業していたことは漁協との無線で
確認されている。
「忽然と乗組員全員が姿を消す！」全国版のニュースが
飛びつきそうな事故なのに地元新聞と沖縄の一部
ニュースでしか報道されないのも納得がいかない。
ワイドショーなどまっさきに食いつきそうなニュースなのに。
保安庁や消防、市の担当者達、総勢50人余りで座礁船の
油抜き取り作業が行われている。
油抜き取り後、撤去作業が行われるそうだ。
いったいこの船の中で何が起きたのだろう。
ミステリーな事故だ。
