昨年、沖縄県浦添市にある国指定史跡である「浦添ようどれ」に
スプレーによる落書きが見つかった。
浦添ようどれとは琉球王国の英祖王の墓である。
捜査の結果、文化財保護法違反で逮捕されたのは、沖縄市の飲食店従業員の男と
浦添市に住む無職の男だった。地元の人であったことに市民は大きなショックを
受けているという記事が載っていた。
沖縄では子供の頃から御嶽の木の枝1本傷つけてはならないと教え込まれる。
御嶽を荒らしたりする人などいない。
宮古島のある集落では家に鍵をかけない。
その集落から今まで犯罪者を一人も出したことがないそうだ。
「家に鍵をかけなくても大丈夫?」と聞いたことがある。
集落の人以外も集落を通る。
「玄関にはスイジ貝もあるしシーサも見張っているさぁ、
それにお札もあるさぁ」という。
古い漢字で書かれたお札はどこの家にも貼ってある。
オバァにお札の意味を聞いたところ
「人の家に勝手に入ったり、悪いことをしてはダメだよ。」という意味が
書かれてあるそうだ。家に鍵をかけるのではなく、人の心に鍵を
するという意味だそうだ。
宮古島で一番神聖な場所とされる「張水御嶽」の賽銭箱が壊されたと新聞に
載っていた。数年前にも賽銭箱が壊されて中のお金が
盗まれるということがあった。地元の人にそんなことをする人は
いないと思うが・・・・・
観光客もたくさん訪れるところ、以前おおよその被害額が載っていた。
100万円以上入っていたそうだ。