うんたま森のキジムナー

暖冬

朝から店の中にヘビが入ってきて大騒ぎ!
「ギャー!そっちへ行った」
「キャー、動いてるぅ~」
カラカラ先生は、ヘビが苦手なようだ。
結局、ヘビは店の中で行方をくらまして
行方不明!ヘビがいるのは家が安全な証拠と
沖縄ではいわれている。台所では、どこから
入ってきたのか、アリが長い行列を作って、
セッセッと重い荷物を肩に担いで働き始めた。

ヘビを殺すわけにはいかないが、アリはお客さんの
迷惑になるので、市販のアリ退治を通り道に置く。
餌と間違えて運んで行くのが毒だとは知らず
見ているとなんだか気の毒だ。

今年はサクラが遅く咲き、ヘビが冬眠から目覚める
のが早すぎる。アリが出てくる時期も約2週間早い。
二十四節気の啓蟄を過ぎてから虫が這い出て
くるもんだ。浜辺ではテッポウユリが咲いていると
話題になっているが、植物や動物は人間より
早く異常を感じ取っている。生き物達が何かを
知らせようとしているような気がして
ドリトル先生のように生き物と話すことが
できたならいいなぁと思う。
「おい、アリさん、置いた私が言うのもなんだけど・・・
それ、毒やで」

↑うちの風呂場から見えるサクラ。ちょっと花が寂しいな。

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