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うんたま森のキジムナー

夜釣り

むかえに住むオジィが夜釣りに出かけた。
明日は朝から自慢話を聞かされそうだ。
釣れなければ「潮が悪い!」と言うだろう。

魚が産卵期を迎える時期で、梅雨が明ける頃までが
夜釣りの時期。昔、老漁師から聞いた話。
産卵期には魚が集まる場所が決まっている。
ちょうど今くらいに釣れるタマン(フエフキダイ)の種類が
卵を持っていて美味しく値段も高い。しかし、天候が不安定で
天気予報が今ほど正確ではなかったので、風を読み
雲を見て、回りの変化から天候を読む。

船も昔はそれほど大きくなかったので、魚の高い産卵期に
漁場へ行ける日が限られていた。

梅雨が明けて天候が安定してくると、産卵場所では、場所が
当たれば入れ食い状態になる。しかし、その頃になると卵を
産み終えた後なので、魚の身はやせ細り、値段もガクッと落ちる。

魚の高い時期には、海に出られる日は限られていたもんさぁ。
「だから魚がへらなかった・・・」
こんな話を聞いたことがある。

今は、船も早く大きくなり天候が悪くなればすぐに戻れる。
漁場の正確な位置も、魚のいる水深も計器が発達して、
苦労せず行くことができる。
夜釣りも昔ほどは釣れなくなった。
単に魚が減ったのではなくオジィいわく
「魚を減らしてしまった。」というわけ。

なるほどなぁ~ 地元の夜釣りのお客さんを連れて行って
いたのは今から20年以上まえ、夜の海で天気ばかりを気にしていた。
釣れれば「船長」
釣れなければ「海も知らないナイチャー」と言われた。


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