「南のち北の風強く・・波の高さ1.5m~4m」
こんな予報が出ると、「今日、どうしますか?」と
朝から電話がかかってくる。
春先の風は要注意!
旧暦の二月には、まだ早いが、沖縄には「ニンガチ・カジマーイ」
という言葉がある。旧暦の2月に多い気象で沖縄西海上に前線を
伴った低気圧が発生し急激に勢力を増しながら沖縄を通り過ぎる。
等圧線の形がお坊さんの頭に似ているので
「台湾坊主」と呼んでいた。
池間島の西の空から筋状の黒い雲が現れたら約1時間ほどで
大荒れになる。2006年の3月12日~13日の二日間で、
慶佐次沖で漁船が漂流後座礁、久米島沖で貨物船が浸水後沈没、
ナガンヌ島でダイビング船が乗り上げ、
真栄田岬で複数のダイバーが行方不明・孤立、
他各地で海難・捜索騒ぎが起こっている。
ポカポカ陽気で波もなく静かな海が急速に荒れだす。
「荒れる予報なので、午前中で戻ります。」と言っても
なかなか理解してもらえない。
漁師が台風の次に恐れるのがこの風。
今は天気予報もかなり正確になってきているので、
「船長の指示に従ってください。」
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