潮の引いた港のスロープでは、オバァたちがせっせとアーサーを
採っている。アーサーは、採ってからの手間が大変なので、
オバァたちが採ってきたものを買った方が安上り。
これから夏までは昼の干満の差が大きくなり大潮になれば、
潮干狩りをする人が増えてくる。
沖縄のカレンダーには、旧暦と潮の干満が書いてある。
オバァたちは、このカレンダーに書いてある干満だけを見て海に
出ていくわけではない。オバァたちは旧暦から潮の干満を
知るのだ。
旧暦の日付の10の位に8を掛けたのが時間で1の位に9を
掛けたのが分。これを8・9計算という。
たしかところどころややこしいところはあるが、オバァたちの
潮干狩りには正確な時間はそれほど必要はない。
毎日、海に出ていくので、干満を知ることは大切なこと。
以前はポケットに潮見表を入れているのが当たり前であったが、
航海計器の発達によりいつでも干満を知ることができる。
上げ潮と下げ潮では潮の流れの方向が変わる。
干潮の時刻と同時に変わるわけではない。
場所によって潮の流れの時間はズレるところもある。
それを知るにはやはり経験が必要となってくる。
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