沖縄では古くから「トゥンジービーサー」と言う言葉が
あるほど、この頃から強い季節風が吹き荒れ、
厳しい寒さがやってくる。
この季節風は「タンドゥイヌフェー(種子取南風)」
と言われるもので、普段は北風なのに、突然、南から
強い風が吹き始める。
各家庭では冬至に「トゥンジージューシー(炊き込めご飯)」
を作って神仏に供え風邪などひかないように健康を
祈願する。
家庭によってジューシーは異なるが芋や豚肉、ニンジン、
カマボコ、シイタケが定番で
普段のジューシーより具がたくさん入る。
家族そろって、笑いながら季節の料理を食べるのが
健康の秘訣。
沖縄の健康法の一つであったが、少しずつ、そんな習慣も
なくなってきた。オバァたちが「トゥンジービーサー」という
言葉を言っても、知らない人の方が
おそらく多くなっているだろう。
冬至の翌日にはオバァからよくジューシーをもらった。
「ジューシーをつくったから、食べれぇ~」
この言葉に本格的な冬の到来を感じたものだ。
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