うんたま森のキジムナー

トゥンジービーサー

今年は12月21日が冬至になる。
沖縄では古くから「トゥンジービーサー」と言う言葉が
あるほど、この頃から強い季節風が吹き荒れ、
厳しい寒さがやってくる。

この季節風は「タンドゥイヌフェー(種子取南風)」
と言われるもので、普段は北風なのに、突然、南から
強い風が吹き始める。

各家庭では冬至に「トゥンジージューシー(炊き込めご飯)」
を作って神仏に供え風邪などひかないように健康を
祈願する。

家庭によってジューシーは異なるが芋や豚肉、ニンジン、
カマボコ、シイタケが定番で
普段のジューシーより具がたくさん入る。
家族そろって、笑いながら季節の料理を食べるのが
健康の秘訣。

沖縄の健康法の一つであったが、少しずつ、そんな習慣も
なくなってきた。オバァたちが「トゥンジービーサー」という
言葉を言っても、知らない人の方が
おそらく多くなっているだろう。
冬至の翌日にはオバァからよくジューシーをもらった。
「ジューシーをつくったから、食べれぇ~」
この言葉に本格的な冬の到来を感じたものだ。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「宮古島」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事