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うんたま森のキジムナー

因果応報

こんな小さな島で起こった「強盗殺人事件」
酒を飲んでの殺傷沙汰は、珍しいことでは
ないが、凶悪犯罪が起こるなんて・・・
犯人は逮捕された。オバァは「身内(犯人の)
誰かが、戦時中にひどい事をしたからだよ」
と言う。オバァは犯人のことなど知らない。
これは、オバァの口癖で、悲惨な事件を
見聞きすると、必ずと言っていいほど、このような
ことを言う。オバァだけではない、オバァが市場の
前で数人集まれば、このような事件の話題になると
「戦時中に誰かがひどいことをしたんだねぇ」
「間違いないねぇ~」と、事件の加害者も被害者も
身内の誰かがひどい事をしたからだと言う。

因果と言えばいいのか?カルマと言えばいいのか?
そういう考え方が、オバァ達の考え方だ。
決め付けているところがあって、口を挟む余地も
ない。戦時中、この島にも日本軍の壕を掘るために、
強制労働で連れてこられた人たちがいた。
オバァの話では、そりゃ、ひどい扱いを受けて
いたそうだ。現実に見てきた人だから、その光景が
今だに頭の中から忘れられないのだろう。

これもひとつのPTSD 心的外傷後ストレス障害の
一種なのか、必ず戦時中にひどいことをした
ツケが回ってきたのだと決め付けて話す。
きっと、私がなんらかの事故に巻き込まれて、
オバァより先に向こうに行けば、きっとオバァは、
同じことを言うだろう。
もしもそんなことになったなら、化けて出てやるからな!

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