5.4% と言われても、どれくらい
なのかわからない。5.4%と言う数字は、
過去最悪水準に迫る勢いだそうだ。
沖縄県内の完全失業率は7.5%と言うことは、
全国の最悪基準を大幅に超えているわけだ。
確かに、今年に入ってから、遊びに来られる
お客さんの話を聞いていると
リストラや失業と言う暗い話題が多い。
宮古島に来て驚いたことの一つが、
「肩たたき」(明日から来なくていい)
潜水作業はダイバーだけでは行えない。
船を操船してくれる人や船員さん達
作業船の船上作業をしてくれる人達、重機の
オペレーター、測量や計測を行って
くれる人達、多くの人が働いている。
いつまでも一定の作業があるわけではないので、
派遣会社などないこの島では募集をかけたり、
作業員の声かけで、その時、その時、人員を
確保する。雇うときはいいが、いつから~いつまでと
契約などなされない。
ほとんどが、朝、いつものように仕事にやって
きて「今日まででいいよ」と言われるのが
当たり前のようになっている。
言われる側も慣れたもので、
「今日までって言われたからよ」と笑って言ってくる。
「それって、労基違反やろ!」と偉いさんに
くってかかったこともあるが、言われた側は、
「いいよ、いつものことだから熱くならないで」と
逆にいさめられた。作業ダイバーはある程度自分で
日数が決めれるけれど、雇われている人達に
とってはそうもいかない。失業率の高い沖縄では、
失業することに慣れてしまっていて
特に落ち込む人をあまり見たことがない。
