♪デイゴが咲き乱れ 風を呼び 嵐がきた♪
沖縄を代表する「島唄」という曲の歌詞。
この歌詞にもあるように、沖縄では
「見事に咲けば咲くほど台風がくる年になる」
という言い伝えがある。
デイゴは毎年必ず花を咲かせるわけではない。
その年によって花の量も変わってしまうため、
咲き具合で台風のあたり年なのかどうか
わかるとされているが、ただ、この言い伝えには
科学的な根拠はない。
デイゴの花が例年より早く咲き始めた。
そしてテレビのニュースで、今年は例年より
多くたくさんのデイゴの花が
県内で咲いているのが確認されたそうだ。
漁師連中もその噂を聞いて
「今年は台風の当たり年さぁ」とつぶやいている。
デイゴには天敵の害虫がいる。
2004年に確認されたのが
「デイゴヒメコバチ」デイゴに卵を産みつけ、
木のの栄養素を吸い取ってしまう。
そうなると花が咲かなくなる。
近年、デイゴの害虫駆除が行われるようになり、
昔のように花が咲き始めたと
いうのが開花の本当の理由かも知れない。
沖縄本島では娘が産まれると
「シンダン」の木を植え、男が産まれると
「黒檀」の木を植えたと言われている。
しんだんは嫁ぐときの嫁入り道具の箪笥を
作るため、黒檀はサンシンを作るため。
宮古や八重山ではデイゴを植える習慣が
あったとオバァに聞いたことがある。
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