うんたま森のキジムナー

妖怪日

昔々、島のヤギの中に人を見るとジャンプするのが
好きな元気なヤギがいた。
(元気なヤギのことをガンズウヤギと方言で言う。)
ある時、着地に失敗し捻挫して3本足でしか歩けなく
なり「片足ピンザ」と言われるようになった。
(ヤギのことを方言でピンザ)
それ以来、夜になるとガングリユマタというところに
3本足のヤギが現れて人の頭上を飛び越え、
飛び越えられた子供は魂を抜かれるという
言い伝えがある。

本土の人がこの話を聞いても全然怖くないでしょ。
宮古島ではこの怪談話が一番恐れられている。
ガングリユマタ(ユマタとは四つ角)
の片足ピンザという怪談話である。

沖縄にはヨーカビーという日がある。
ヨーカビーを漢字で書くと「妖怪日」
旧暦の8月8日~11日までをヨーカビーと呼んでいる。
お盆に帰りそびれた浮遊霊や動物霊がウロウロ]
している時期なのだそうだ。

この時期には火の玉の目撃例が多いと伝えられている。
戦前までは集落の勇敢な男性が交代で
見張りに立ったそうだ。
今でも地域によってはバクチクを鳴らし浮遊霊や
妖怪を追い払うところもある。
漁師連中は片足ピンザの話を本当に怖がるから不思議だ。


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コメント一覧

きじむなー
暗いところが怖かったです。
歳を増すことに、怖さが消えて、今では墓場でも平気になりました。
夜の海に潜ったときも怖かったです。
それがいつのまにか日常になりました。
ダイバー
街灯も少なかった昔、商店街を外れると夜は本当に暗かった😅 夕方にお使いや届け物を言いつけられると、暗がりを歩くのが怖くて、一目散に走って行った😓 田舎町の夜は人通りも殆ど無いし、車なんて滅多に通らない時代なので、物陰からどんな化け物が飛び出してくるかも知れないと想いながら、遠い明かりを目指して心細さを胸に歩いた記憶が甦る😣
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