わけではない。カラカラ先生が作っているが、
忙しいときはお弁当屋さんに注文する。
タッツンもサワちゃんも意外と料理上手で、手が
あけば、ランチの仕込みをセッセッと手伝っている。
カラカラ先生が忙しいのを見て、気をきかせて
手伝ってくれているのだから、やらせておけば
いいのに、ダイコンの切り方や卵焼きの油のひき方
まで、ときおり覗いて見ては口をはさむ。
気が気でないのはわかるが、その様子を見ていると、
どこかの嫁に口出しする姑さんのようだ。
いつの日か教えてもらったことを懐かしむ時代が
来るだろう。
タッツンもサワちゃんも昭和の最後の生まれ。
いずれ子供が出来て、その子供が大人となり
姑さんになる日がくるかも知れない。
「ウチの母さん昭和の人だから、口うるさいのは
我慢してくれ」と息子が嫁に頭を下げる姿が目に
浮かぶ。タッツンもサワちゃんも「最近の若い子は
何を考えているやら」と愚痴る日がいつかくる。
「私が若いときはダイビングショップでこき
使われてよく叱られたもんさぁ」なんて・・・・・
春休みとあって、平成生まれが多かった。
「昭和生まれの人」とこの子らに言われる
ときが来るのかなぁ~
笑ってられない、もう少しがんばらねば!
