タコの足のような木?枝?根?をしている。
学名もタコノキ科タコノキ属になっている。
実はパイナップルのようで「熟すと食べられるよ。」
と言われるが「食べる事も出来る。」
と言った方がいいかも・・・
ブロック状になっていて、熟すと甘い香りがして根元の方が
ほんのりと甘い。昔は食用にしていたそうで、わざわざ
アダンの実を採ってこなくても500円も出せば
甘いパイナップルが買える。
昔の名残りなのかお盆の供え物にしているところもあるが、
今ではパイナップルをそえるところの方が多いだろう。
葉や幹は利用価値が高く、昔はこの葉っぱを煮て干して
乾燥させたもので、帽子や籠などを作り生活には
欠かせないものだった。
今では民芸品として土産物屋などで売られている。
そもそも作れる人が少なくなってきて、やがて伝統民芸品に
なるかも知れない。生活が豊かになって100円ショップなども
あるので、葉っぱを煮て干して、そして乾燥させて手間暇
かけることもなくなった。
クバの葉で作ったクバ笠をかぶって漁に出ているオジィが
いたが、漁に出るのをやめてクバ笠を作って
土産物屋に卸している。
