沖縄のカレンダーには新暦の下に旧暦が書かれてあるものが
多い。旧暦の下かその横にもう一つ大安・仏滅・先勝・友引・
先負・赤口が記してある。
これを六曜と言う。
大安(たいあん)
六曜の中でもっとも吉日の日であり、何をしてもうまくいく日と
され結婚式やめでたい日をこの日にする。
船を初めて海に下すのは、大安の上げ潮。
仏滅(ぶつめつ)
仏も滅するような大凶日。祝い事を避けるので結婚式場など
空きが出る日。逆の考え方で仏滅(物滅)物が滅んで新しくなると
解釈するところもある。
先勝(せんしょう・さきかち)
先んずれば即勝ち!午前中が吉で午後からが凶。
名古屋では車の納車をこの日の午前中に行うということを
聞いたことがある。
友引「ともびき」と読み、凶事に友を引く、という意味がある。
大安に続いて吉日とされているが、友を引くということで、
火葬場など定休日となっているところが多い。
先負は(せんぷ・さきまけ)などと読み、
先んずれば即ち負ける。
急いで物事を決めたりしてはダメ!外出せず平穏に過ごす日。
赤口は(しゃっこう・せきぐち)などと読まれ、
陰陽道の赤舌日が由来となっている。
赤舌日とは、羅殺神が支配する日で、不吉な日と言われている。
明治政府はこの六曜を迷信とし、廃止したそうだが、
民間信仰のあつい沖縄ではこの六曜にふりまわされることが
多い。
