風呂屋で、約100mの井戸を掘っていたところ、
ガスが噴出、ローソクの火から引火して大騒ぎになった。
これが沖縄本島の地下にガスが埋蔵されていることが
わかった最初の出来事。
その後、同じような事故が相次ぎ、昭和35年に
本格的な調査がスタート。
その結果、沖縄本島の地下には大量の天然ガスが
埋蔵されていることがわかった。
この時、ガスが出るなら石油もあるのではないかと
期待されたそうだが、残念ながら石油は出なかった
そうだ。
天然ガスには、石油から分離したガスが高圧の下で
地下に溜まったもの(構造性ガス)と、
石油とは関係なく、メタンを主体とした天然ガスが
地下水に溶けたもの(水溶性ガス)の2種類があり
沖縄の天然ガスは後者のほうだった。
2011年には沖縄県の離島を含めた各地域において
6億円の予算をかけて調査している。
沖縄では、1000m掘れば温泉が出ると言われている。
実際に一攫千金を夢見て温泉を掘り当てた人は
何人もいるが、一攫千金にはならなかった
ようだ。
宮古島にも天然温泉はある。
冬の寒い時期に「温泉にはいりたいなぁ」
なんて思うが、実際に温泉に入ると
10分ほどでのぼせてしまう。
温暖な気候では長く温泉に浸かる気分にもならない。
