うんたま森のキジムナー

暦 七十二候

沖縄の暮らしに旧暦はかかせない。
とくに農業や漁業では、暦を見て行う。
一般に沖縄でいう暦とは、太陽を日数、
あるいは太陽の黄道上の位置によって
24等分した「二十四節記」のことをいう。

立春に始まり雨水、啓蟄、春分…
自然界では新暦のカレンダーは、あまり役立たない。
啓蟄が近づけば虫対策に殺虫剤を買ってくるし
小満、芒種で梅雨を知る。
今年は4月20日が「穀雨」
田畑の準備が整い、それに合わせるように雨が降る。
穀雨の雨は穀物の成長を助ける雨のこと。
実際に適度な雨が降る。

二十四節記をさらに約5日ずつの3つに分けた
期間のことを「七十二候」という。
本土と沖縄とでは気候も違うし季節も
違うが暦は共通することが多い。

沖縄でも寒い2月に窓の外からウグイスの
鳴き声が聞こえてきた。
何なく暦を見ると、その日は七十二候の立春の
次候でウグイスが初鳴きする日と
言われている日だった。

他にも急に虫が這い出てきたなと思ってら、「啓蟄」
だった。少し前に、朝港から船を出すと
むかえの伊良部島に突き刺すように
大きな虹が出ていた。
その日は暦の上では晴明の末候で名称を「虹始見」
何て読むのかわからないが
意味は(虹が初めて現る)と伝えられる日だった。

旅行の計画を立てるときに暦を参考にするのも
いいかも知れない。


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コメント一覧

きじむな
穀雨特有の雨が朝から降っています。
日本にうまれて本当によかったと思います。
ダイバー
「穀雨」なんて、特に暖かみに満ちた言葉ですね☺ 他の用語も各々の季節を的確に表現しているように感じます🙋 四季のあるこの国に生まれて良かったと改めて思います✨
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