長寿のお祝いは、61才の還暦、70才の古希、77才の喜寿、
80才の傘寿、88才の米寿、90才の卒寿、99才の白寿、
そして100才の百寿のお祝いがある。
高齢化の沖縄で全ての長寿祝いをやれば、それこそ毎日のように
長寿のお祝いとなってしまう。
還暦や古希は沖縄では「シェーネン(青年)」と呼ばれる歳。
77才の喜寿の祝いに何度もか呼ばれた事があるが全て男性だった。
80才には傘寿の祝いであるが、あまり聞いたことがなく
呼ばれた記憶もない。
88才の米寿はけっこう盛大に行われる。
昔はよく呼ばれた、不思議なことに全てオバァで、オジィの
米寿祝いというのはあまり聞いたことがない。
健康寿命の関係だろうか。
米寿祝いは8月8日に行うことが多い。
オバァの誕生日が定かでないからなのか、それとも語呂合わせで
行うのかよくわからない。
本土では八十八の文字の形から「米寿」と呼ばれるお祝いであるが、
沖縄ではトーカチ祝いという。
トーカチとは「斗かき」のこと。
枡でお米を測っていた時代、こんもりと山になった米を平らに切るのに
用いた竹筒のこと。
かっては年長者が長生きだと、子孫の寿命も奪われるなどといわれ、
長寿の祝いでは模擬葬式を行った時代もあったそうだ。
その一方で、お祝いの席では塩を盛る
「塩祝い」というのを行う地域もある。
「親は塩に漬けてでも長生きさせたい」という意味が込められているのだそう。
沖縄では「トートートートー」という言葉をよく使う。
グラスに酒を注ぐとき、頃合いを見計らって「トートー」
という(それくらいで)
またグッドタイミングだといったときに「トーヤッサァ」などという。
このトーも「トーカキ」から来ているそうだ。
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きじむな
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