外周道路をバイクに乗って回ってくる。
我が家から約1時間のツーリング。
何回目かに信号がないことに気付いた。
伊良部の住宅地の中には信号があるそうだが
外周道路には信号が一つもない。
港から我が家までの帰り道、坂を上がった交差点に新しく信号が
設置された。赤・黄色の優先を示す点滅信号があったが、
よく事故が起こる場所だっただけに、
これで事故も少なくなるだろう。
私が島にやってきたころ、島には、ほとんど信号がなかった。
信号機が珍しかったので、新しく設置された信号の渡り式なる
行事に参加したこともある。
近くの小中学校の生徒たちや、近所の人たちが見守る中、
テンションの高い婦人警官が笑顔で信号機のわたり方を説明する。
わずか数メートルしかない道路を
「信号が青に変わったら、右手を上げて、右左を確認して、
道路の真ん中に来たら左手を上げてわたります。
ハイ、それでは、みんさんで渡りましょう!」
なんてやっていた。
しかし、信号機に島の人が馴染むまで数年間はかかった。
信号が赤だから止まるのは当たり前と思っているのは、
子供のころから信号が身近にある環境で生活していたからで、
突然、信号という法を押し付けられた側にとっては
今まで信号機がなかったところに突然信号機が現れたって、
いつものくせで信号機の色を確認する前に回りの道路を
確認する。
そう、順番が違うのだ。
島にはある時期から急激に信号機が増えた。
オバァを車に乗せて、車が来ない信号で止まると、
たとえ前の信号が赤でも「早く行け!」と言う。
「青に変わらないと渡れないよ。」と言ったら、
「渡れないことはないさぁ」と本気で言われた。
島の中では、たとえ信号が青でも左右に人がいないことを
確認してから渡ってください。
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