夏にトンボの群れがやってくると、
老練の漁師が「台風が発生したみたいさぁ」
とつぶやく。
よく赤トンボに間違われるが
「ウスバキトンボ」という種類。
このトンボのことを方言で
「カジフチダーマ」という。
標準語になおせば「風吹きトンボ」
台風の風に乗ってミクロネシアや東南アジアから
1000キロ以上の距離を飛んでくる。
梅雨も明けないのにトンボが飛んでくるには
早すぎる。まさかと思っていたら南海上に
台風3号が出来ていた。
ウスバキトンボは寒さに弱く沖縄で越冬
できずに全滅してしまう。
数千キロの距離を飛んできて全滅して種族を残さずに
全滅してしまうのはかわいそうな気がする。
わざわざ遠いところから台風の発生を
知らせに飛んでこなくても
今は、正確な天気予報が知らせてくれるのに・・・・
