伝統工芸品として認定されたのは平成10年。
しかしその歴史は今から100年以上前、
明治時代の中期に始まったとされている。
当時、大阪や長崎からやって来た職人に
よって製造されていた。
この頃はほとんどの器がガラス製だったそうだ。
沖縄戦で壊滅的な被害を受ける。
戦後1947年頃に入ると、那覇市与儀で
ガラス製造が再開されるようになった。
米軍関係者を中心に、日用品、お土産としての
人気が高まるが、戦時中の空襲により
原材料が足りない状況に陥る。
そこで職人たちが目をつけたのが米軍基地内で
廃棄されていたお酒やジュースの空き瓶。
この瓶を砕いて溶かし、再生ガラスを原料にした。
あのチャンプルー的な色合いはコーラや
ウィスキーの瓶が混ざり合ってできている。
沖縄本島にはたくさんのガラス工房があるが
宮古島には沖縄ほど本格的な工房は残念ながらない。
土産物屋には琉球ガラスを置いていない
土産物屋はない。
値段もピンキリで高価な物はそれなりの値段がする。
一般的には2千円前後だろう。
ガラスは薄いものがいいが
琉球ガラスには独特の温かさだある。
沖縄本島では琉球ガラス作りの体験工房も
あるので、興味がある方はぜひ行ってみてください。
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きじむな
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