うんたま森のキジムナー

太陽と北風

先日のこと、朝から横殴りの雨が窓を叩きつけている。
池間島灯台の風速計は、15m、与那国島では
20mの風が吹いているようだ。
カラカラ先生は、今日のダイビングを予定
されている方に、一人一人電話をかけて
「海況が悪いので、今日の出航は取りやめに
なりました」と申し訳なさそうに
伝えている。せっかく楽しみに来られたかたには
残念だ。しかし、天候ばかりはどうにもならない。

昨日までは、真夏を思わせるような天候で
あったのに・・・・・たった一日で、真夏日から、
ストーブをつける天気になるのが、この時期の特徴。
まるで、「裏か表か?」と博打をしているようだ。
旧暦の一月十六日までは、極端に天候が変わる日が
ある。漁師もこの日までは天気予報はあてにしない。
十六日が過ぎても、旧暦の二月のあいだは、天候が
不安定で、天候が落ち着くのはまだまだもう少し先!
太陽が燦燦と輝いて、青空が広がれば夏!
旅人は上着を脱いで、笑顔が見える。
西から前線か低気圧が押し寄せると、一気に北風が
吹き冬になる。旅人の顔からは笑顔が消えて、厳しい
顔つきに見えるのは気のせいかな。

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