うんたま森のキジムナー

こーれーくーす

沖縄の食卓にはかかせない香辛料「こーれーくーす」
昔はどこの家庭も自家製であったそうだ。
赤い唐辛子を泡盛に漬けたもの。
食堂のテーブルには必ず置いてある。

こーれーくーすのルーツは、ハワイに移民した人達が現地の
チリウォーターにヒントを得て作ったのが始まりだといわれている。
沖縄ソバの必需品!ではあるが、沖縄では、チャンプルーに
かけたり、味噌汁にも入れる。
カツオやマグロの刺身にも好んで入れる人も多い。
中には中身のトウガラシを取り出して、箸でつぶして
刺身醤油に混ぜる。たまたま島の友達がそのような食べ方を
していたので、マネをしてみたけれどお腹が
痛くなるほどからかった。
おそらくタイ人でも辛いというだろう。

食堂でソバを注文する人は、ほとんどクースを入れる。
しかし、クースは泡盛なので、アルコールが入っている。
「二日酔いのときは、ソバにクースをたっぷり入れて
食べるさぁ」というのは、多少の迎え酒効果があるからかもしれない。
飲酒運転になるかどうかは、その量しだい。
こーれーくーすをかけすぎて、飲酒運転で捕まったという話は
聞いたことがない。

こーれーくーすと一口で言っても、漬ける泡盛の銘柄や作る人に
よって味は変わってくる。
オバァが作ってくれるクースが一番うまかった。


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