ほとんどの方が水中カメラを手に持っている。
以前は、ダイナミックさを求めて、水中を漂うように
泳いでいたが、今まで見向きもしなかった小さな魚まで、
その日のダイビングの主役になる。
魚の名前なんて、ほとんどのガイドダイバーは知らなかった。
海の生物で、十数年の間に急激に人気が出てきたのが
「ウミウシ」という巻き貝の仲間。
ナメクジのような、ぬるっとした身体に一対のツノが
あることから、この名がついた。
昭和60年 本部町で、まるで舞台の衣装を着たように、
派手な色彩の美しいウミウシが発見された。
このウミウシは、しばらく、海洋博記念公園の水族館で
飼育されていたが、のちに、ウミウシを研究されていた、
昭和天皇に献上された。
そこで国内の発見例が少ないことと、当時の学会で発表例が
なかったため、まだ和名がついていなかった。
このウミウシにつけられた名前が「ミカドウミウシ」
英名は「スパニッシュ・ダンサー」という。
海中を泳ぐ様子が、きらびやかな衣装を着て踊る、
フラメンコの踊りを連想させることから
ついた名前だそうだ。
海にも季節があって、これからウミウシが活発に姿を
見せる時期となる。ガイドダイバーもウミウシの名前を
覚えるのに苦労する・・・
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kijimuna
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