いる。シャーマンのような存在で、霊的問題の
アドバイザーと言った方がわかりやすいかも
知れない。「男の女買い、女のユタ買い。」とか
「医者半分、ユタ半分」とかいう言葉もある。
沖縄の人に本土の人が「ユタを信じているか?」と聞けば、
ほとんどの人が「そんなの迷信だよ。」と言うだろう。
これ表向きで、ユタの言葉を聞かない人などほとんどいない。
(ユタにもよる)
どんなときにユタのところに行くのか・・・
健康面の相談とか、不幸なことが続くときとか、新しい家を
建てるときや改築するとき結婚の相談やら、墓の移転など。
それと「魂を落っことしてしまった時」
ユタは占い師ではない。家を建てるときや、改築するときなど
風水をとりいれるが風水師でもない。
あくまでも霊的アドバイザーである。
沖縄を訪れる人が増えて、ユタの存在を知る人が多くなり、
観光の目的のひとつにユタに見てもらう人も増えてきて
いるそうだ。
「シャーマン」「霊的問題解決します。」
「霊的アドバイザー」そんな看板など
あげているところはない。ユタは各集落に何人かいて、
地元の人しか知らないのが普通だが、中には「ユタ」の看板を
あげているのを一つだけ見たことがある。
おそらく観光客相手をしているのだろう。
そういうところはあまり行かないほうが
いいかも知れない。
