罰則が強化されたので、さすがに堂々と飲酒運転する人は
いなくなった。飲んだ帰りは車の中で寝て、
酔いを覚まして朝帰りする人が多かった。
飲酒運転のほとんどが、朝検と呼ばれる朝の検問で
検挙されるようになったので、今は代行か迎えにきて
もらうようになった。
少し前に知り合いが車上荒らしで逮捕されたという
ことがあった。その人を知る人なら、性格も穏やかで、
犯罪とは遠くかけ離れた人である。
それでも身の潔白が証明されるまで、留置場という
ところにいたそうだ。
飲んだ帰りに車で寝ようと乗ってきた車のドアを
開けたところ、後ろから警察官に
「何をしている。車上荒らしだな。」と言われて
「うん」と返事をした。
泥酔状態で、頭は船をこぎながら今にも倒れそうなほど
酔っていたとか。
警察官によれば、その場で認めたため、現行犯逮捕に
至ったという。自分の車であることが現場検証で
確認され、翌日釈放となった。
こんなことがまかり通るのが、離島の警察の怖いところ。
真面目一筋に生きてきた人なのに、危うく新聞に載る
一歩手前だった。
飲み屋街の駐車場には、警察官が巡回している。
そして朝には検問もしているので、
飲むことがあるときは、車は置いていく。
って、いうか…飲んだら車に近づくなと本人は言っていた。
