1987年に誕生したモスライスバーガー。
そのきっかけは、日本で生まれたモスらしい、
いたってシンプルな想いでした。
「日本人の主食であるお米を使って、何か商品が
できないだろうか?」
でも実は、お米を使うという発想には、魅力的な利点が
ありました。お米を使うことで、日本人の食卓に並ぶ
あらゆるおかずを具材にできるのです。
一方、大きな問題もありました。世界で初めてのお米の
バーガーを作るノウハウなど、モスはもちろん、世界の
どこにも存在しなかったのです。
チョット待ったぁ~!世界のどこにも
存在しなかった・・・・・?
沖縄には、ポーク卵オニギリがある。
それは、沖縄が本土復帰(1972年)する、ずっと以前から
あった。「オニギリ」と「バーガー」とは違うと思われるだろう。
ポーク卵オニギリにも色々あって、バーガーになっている
ものもあって、サンドウィッチになっているものもある。
MOSが型崩れしないライスを苦心している頃、すでに沖縄では
サンドウィッチにまでしていたのだ。
ポーク卵はもちろん、ハンバーグをはさんだものや、
ツナマヨ、白身魚のフライをはさんだものもある。
にわかには、信じられないかも知れないが、沖縄のコンビニに行けば、
それは当たり前のように売られている。
