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うんたま森のキジムナー

羽衣伝説

昔々、若者が泉の前を通りかかると、美しい娘が
水浴びをしていた。あたりを見渡すと松の木に光る衣が
ふんわりとかけられていた。若者は悪いと知りつつも、
絹のような衣を捕って、そっとその場を離れる。

そして、しばらくしてから泉に戻ると、あの美しい娘が
シクシクと泣いていた。
若者は、娘に「どうしました?なぜ、泣いているのですか?」と
白々しく声をかける。

すると娘は「私は天女です。泉の美しさにひかれて水浴びを
していると、木にかけてあった羽衣が無くなってしまいました。」

若者は自分の着物を脱いで、娘にかける。
羽衣がないと天にかえられなくなった娘は、若者と一緒になり
子供を産む。

そして何年かたってから、家の中で偶然に羽衣を見つけ、
あのとき、盗んだのは今の夫だと気付く。
羽衣を手に入れた天女は子供を置いて、天に帰って行く。
日本中にこの「羽衣伝説」がある。
そしてこの沖縄にも、このような「羽衣伝説」が言い伝えられている。
場所によってオチは違うが、沖縄の羽衣伝説では、この残った
子供が琉球の王様になるという話。
琉球の最初の王様の母は天女なのだ。


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