若いときはよく行った。もちろん ただのクルーとして。
神戸や淡路から沖縄まで、ほとんど島伝いに船を走らす。
船の大きさにもよるが、船長を含め当時は、最低6人のクルーが
乗り込む。船の仕事のほとんどが「見張り」(ワッチと言う)
1日を三交代制、4時間ごとの交代になる。
0時~4時 船舶用語で「ゼロヨンワッチ」
夜中に見張るので昔は「泥棒ワッチ」
4時~8時までを「ヨンパーワッチ」
ベテランの人がワッチにつくことが多いので
「ベテランワッチ」」という人もいる。
8時~0時を「パーゼロワッチ」一番楽な時間なので、別名を
「殿様ワッチ」なんて言う人もいる。
船長、機関長以外は、アルバイトで商船大学の学生やヨットマン
などが多い。昔は、GPSなどないので、方向探知機やラジオを
使い、自船位置を割り出す。
風や潮の流れが早いところでは、2時間に一度、海図に記しを
入れる。静かな海ばかりではないので、狭い空間に6人と
いうのが、何よりも苦痛だった。
今ならいくらでも、仕事があれば行きたいが、
あの頃はきつかった・・・・・
南極を目指したシャックルトンは、乗組員を選抜するとき、
誰からも嫌われる人を一人クルーに選んだそうだ。
波に揺られて、叩かれて、まっすぐ歩けない狭い空間の
中での数日は、慣れるまでが大変だった。
あれ・・?何の話をしてたっけ?
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