うんたま森のキジムナー

首里城焼失を受け、県や国は再建を目指す方針を
示しているが、そのためには技術者や資材の確保で
高いハードルも立ちはだかる。
という記事が出ていた。

瓦一つとっても、正殿だけで5万5千枚、
首里城内の建物すべての瓦は、22万枚も
あるそうだ。沖縄を代表するかのような赤瓦、
屋根にはシーサーがあり屋敷のまわりは
琉球石灰岩の石垣、そのまわりをフクギが覆っている。

実は、この赤瓦は琉球王朝時代から使われて
いたように思われているが、
時代をさかのぼると、どうやらそうではないようだ。
琉球伝統の瓦は、灰色であったという。

実際に首里城の復元が決まったとき、瓦の色を
どうするかで、もめたそうだ。
当時の写真はモノクロが残るのみで、赤色ではなかった
という人も存在する。

赤瓦が登場したのは比較的新しい時期の18世紀頃。
住宅需要の増加により低コストで大量生産するために
生まれたものだったという。
王様が住む城の屋根を安物の瓦を使ったとは考えにくい。

首里城跡から、昔の瓦が出土されている。
その瓦は赤瓦であるが鉱物で、わざと黒く
塗ってあった。
当時の人の考えでは「瓦は黒っぽいもの」という
先入観があったことの裏付け
と考えられている。

復旧されることは間違いなさそうだけれど、資材確保の
高いハードルが立ちはだかる。


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コメント一覧

kijimuna
夏のような天気です。
沖縄では「十月夏」「じゅうがつナチグワァ」と呼んでいます。本土の「小春日和」のいようなものですね。
ダイバー
沖縄の人々にとっては心のよりどころの様な建物です。軽々しく口にするほど容易では無いと、当初からお思っていました🐱
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