以前は食堂でも食べられるところが多かったが、今は、限られた
ところでしか食べられない。
家庭料理には普通に沖縄では食べる。
アバサーが食堂で食べられなくなった原因は、フグの調理士免許が
必要になったからだと言われている。
アバサーは、ハリセンボンと言うフグである。
針千本と呼ばれているが、その針の数は約350本。
本土のフグとの違いは、もちろん針があることであるけれど、
フグ目フグ科に属さずフグ目ハリセンボン科に分類される。
肝に毒はなく、肝は好みで汁の中に入れる。
慣れないとこの肝の臭みが脂っこくて、私は肝抜きで食べるように
している。夏場は安く売れない事もあるが、冬は高値が
入っていた。そのアバサーも最近では調理するところが少なく
なったのか、食べる人が少なくなったのか売れないことも
しばしばで、持って帰っても調理するのが手間なのであまり
捕らなくなった。
沖縄では、おしゃべりな人のことを「アバサー」と言う。
いつも口をパクパクしているのが由来だ。
