東急ホテルだった。
到着して荷物を置いてビーチへと向かった。
そこには真っ白なパウダーのような砂浜と
エメラルドグリーンの海が広がっていた。
日本で美しいビーチランキングに選ばれた
「前浜ビーチ」台風や海洋工事の影響を受けて、
ビーチは徐々に縮小していき
私が初めて見たビーチの今では十分の一くらいに
なってしまった。
パウダーのような細かい砂は生き物から出来ている。
貝や微生物、生き物の死骸、ブダイの糞など。
本土の砂浜と違いは、本土の砂は鉱石から、
沖縄の砂浜は生物から。
言い方を変えれば沖縄の砂浜は海からで、
本土の砂浜は山から。
変な言い方をすれば、生き物の死骸やブダイの糞に
まみれて日光浴やビーチバレーをしているわけだ。
毎日、ビーチで遊んでいるころは、ビーチの砂の
大切さなんて考えもしなかった。
観光バスが停まって、観光客がわんさか降りてきて
ビーチの砂をお土産に持ち帰る。
当時は観光客もそれほど多くなかった。
今では当時の砂浜の十分の一くらまで
小さくなってしまった。
