うんたま森のキジムナー

海水浴

ビーチには海水浴を楽しまれる人の姿が
増えてきた。毎年、沖縄のどこかのビーチで、
海水浴中の事故が起きる。今まで、スキンダイ
ビング中やビーチで、何人も溺れる人を見てきた。
溺れる人の多くが男性であると言うのをご存知だろうか?
テレビのニュースを見ていても、溺れる人のほとんどが
男性の名前だ。もちろん男性だけが決まって溺れるわけ
ではない。女性も溺れる事故にはあうが男性のほうが
圧倒的に多い。

能登半島沖地震のニュースを見て、一冊の本を取り出し
てきた。1964年 F・マライーニ著「海女の島」
能登半島沖に位置する舳倉島という小さな島
を訪れたイタリア人の旅行記。その本の中で、著者が漁師に
「あなた方のところでは女たちが水に潜って、男たちは
潜らないのですか」と聞く。すると漁師は「あなたね、
女たちは、我々よりずっと抵抗力がありますよ、男が
2時間水に入っていると、寒さで死んでしまいますよ、
けれども女はそうじゃない、アザラシのように体に肉が
ついていますし、それにもっと息が長いんです。
そして、ずっと落ち着いているんですよ」と答える。

まるで、「なんだこの外人は、そんな当たり前の
ことも知らないのか?」とでも言うような
半ばあきれたような答え方だ。日本では昔から潜るのは
海女の仕事で女の仕事とされてきた。ビーチで溺れ
かけた女性が男性に助けを求める。気づいた男性は助け
ようと海に飛び込んでいくが、足のつかないところ
まできて男性も溺れてしまう。
ビーチスタッフが「落ち着いて!」と声をあげながら
救助に向かうと、女性は落ち着きを取り戻し救助を
待つが、男性はまるで、自分から海の中に沈み込んで
いくようにもがいている。そんな光景を何度か見てきた。

海水浴をされる方はじゅうぶん注意してください。
溺れた人を発見したときは、飛び込んで助けにいく前に
大声で回りの人に知らせる。救助マニュアルには書かれ
ていないが、回りの人に知らせるのがまず第一!

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