和牛入門講座に参加しました。和牛登録協会の、和牛の登録についての仕組みの説明がありました。和牛登録協会は昭和23年に設立されて歴史があること。最近では、平成24年に審査要領の見直しされていること。それまでは大型化に力点があったが、それは達成されたため、失われれる危惧がある和牛本来の特質に重点(後躯から前駆へ)が移された。品質の良い和牛を安定的に供給できる様、経済性の低い個体が将来生まれない様にする目的で維持されているとのことでした。しかし、受精卵移植の様な新しい技術には保守的で、無条件では無いとのことです。
和牛登録には鼻紋をとる子牛登記とその後の基本登録あるいは、本原登録があり、牛体測定、和牛審査を体の体積、前駆、中躯、後躯、均称、肢蹄・歩様、品位、頭頸、資質、乳徵が標準に照らして行われること、子牛の選び方、子牛の見方、失格・損徵について説明がありました。
和牛登録の意味は、肉牛としての評価が中心で、飼いやすさや健康面の視野はあまり無いと感じました。親牛の評価はその子牛が遺伝的に受け継ぐため、市場て母牛を見る時、子牛を見る時に大事な知識と思いました。実習後、牛の模型を分解しながら、内臓の構造と飼養管理の大事な点の解説を受けたのは、解りやすく思いました。
次回は2月末に、体側など牛の見方の実習が予定されているとのことで、楽しみです。