発砲スチロールのカット用発熱部の製作
先日 SKYBOLT用のフロートを 取り付けるステーを ピアノ線で作るため
ピアノ線の曲げ器をお借りしに 結城さんの工場にお邪魔しました
その時に 見掛けたのが 使用されていた 発砲ストロールのカット用発熱部です
結城彰弘様製作 カット用発熱部
大変便利なカット器具ですので 画像掲載のご了承を頂きました
自作テスト掲載のご了解も頂いております
早速
発熱部を試作して 発熱状態のテストを行う
ピアノ線形状を変えれば 多種形のカットが出来ます
今回は 使用可能電流の関係上 ピアノ線は0.9mm径を使用
テスト回路構成
電源 10V 5A で 発熱テスト
発熱量に余裕がありません 発熱量が少ない感じです
カットのテスト
切れ速度に限界が有ります〔発砲スチロールの材質で異なる〕
もう少し 発熱量を増やしたい
電圧と電流を上げて再テスト
電源 14.5V 6.5Aで 発熱テスト
但し
テストは 画像のピアノ線形状場合です
発熱量は 電圧又は電流値を調整して カット時の発熱状態を決めて下さい
ピアノ線が発光する様な発熱量の必要ありません カット時に解け過ぎます
ピアノ線径の太さや 材質及び線の長短で 電流量や発熱が 大幅に変わります
ピアノ線では無くて ニクロム線でも 定格仕様以外の場合は
同じ回路構成を使われた方が良いと思います
参考
今回 テストで使用した 定電流負荷回路器 はこちらの記事に有ります
この回路は 器内で負荷を作り 希望電流値で流す回路です
簡単な方法としては
交流などの出力電圧調整スライダック機器〔OUTが 0~100V可変式〕で
電流容量が十分有る物を使う場合は直で接続して発熱調整可能ですが
機器等の管理取り扱いに十分注意する必要があります
注意
DC定電圧電源などに DC定電流回路を入れて使用してください
定電流回路を 中間に入れないと ピアノ線でショートした状態と同じです
元電源を破損する可能性がありますので ご注意して下さい
自作される方は 自己責任でお願いします
追記〔9/08〕
フロートの発砲スチロール芯にラダー用サーボ穴を加工した実例です
この場合は 使用カット電流は DC14.5V 8.5A 必要でした
発砲スチロールの材質や線形にもより カット状況は異なります
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます