心を尽くし
我が欲するものはすべて可視の形となって存在しています。
わたしは自分の望むことだけを心に描きます。
種子が静かな暗い地下で伸び始めるように、
わたしの望みは我が魂の静かな見えざるところで今
形を整えつつあります。
わたしは密室に入り扉を閉ざす。
静かに、確信を以って我が望み既に叶えられたりとして
心の中に持ち続ける。
父よ、わたしは今、我が望みの完全なる形成を待っています。
父よ我が内なる父よ、見えざるところにありて我が望み
常に叶えられてあること
貴神の宝の倉の豊かなる富を、全ての人に愛を以って
惜しみなく注ぎ給いしこと
我もまた、貴神の豊かなる供給を受け得ること
貴神との一体を実現し得ること
貴神のすべての子等もまた、等しく一体を実現し得ること
我が持つすべてを注いで貴神の子等を救い得ることを感謝し奉る。
父よ、我が有するすべてを貴神に捧げ参らせます。
女性聖者の祈りである。
わたしは密室に入り扉を閉ざす>わたしは外部の刺激を断って独り自分のこころの最深部にこもるの意味
- 「密室」は喩えで神と我は一体である(神我一体)
が悟れる境地のこと
- 「扉」も喩えで外部の刺激を遮断すること
- ヨガあるいは禅でいう、涅槃三昧の境地に達するために行う。
神との一体を体験する境地
- ここで願望は成就するものと考えられる 。
引用:ヒマラヤ聖者の生活探求Vol.2
去年コメントで、勧めてもらった、角田光代と町田康は、まだ読んだことないのですが、
その両作家を、活字関係以外で、名前をしていたんですよねー。
角田光代は空中庭園(公開決定後に監督が逮捕され話題になった)という映画で知りました。
そして、この映画は去年のマイベスト作品です(そんなに映画を観る方ではないですが、、、)。
町田康は僕のblogでも何回か取り上げているNatsumenというバンドとライブで共演したことで知りました。
その両作家の本にも非常に興味あります、今。
町田康が大江健三郎と文芸誌で対談していたけど、このノーベル賞作家の最新作を結末で尻切れトンボ、主張すべきポイントが腰砕けになったようですねと評し。また大江大先生も「するどい、そのとうり」と受けていました。町田は実は相当な大江シンパだということが端々から採れました。大先生は町田の「告白」のモチーフ、その関連付けを絶賛してました。
ノーベル賞作家を前に臆することなくその小説作りを述べあう豪胆さに必ず大物になると確信しましたよ。