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けやき農園ブログ

農園の日々を園主がお届けします。

ナツハゼ

2010-10-15 12:53:21 | 日誌
 ナツハゼの実が収穫の時期を迎えつつあります。

      

 黒くあまり美味しそうではないが、ジャムにすると美味らしい。生食はスッパ過ぎ…苦味もあります。この「ナツハゼ」は実は「ブルーベリー」と同じ「ツツジ科スノキ属」に属し日本在来のブルーベリーでもあります。
 この樹は都会ではあまり生育が良くないと言われています…。暑さなのか乾燥なのか?解りません。しかし、今年の猛暑の中、特に水遣りをした訳でもないのに、我が家の「ナツハゼ」は何の問題も無く果実を実らせています。ここ数年畑で生育を観察していますが、今年の夏の条件から察すると「空中湿度」が生育の条件の様な気がします。
 東京砂漠は湿度が低く障害が出るのでは?と考えます。この辺りは畑や樹林地も多く残る場所なので、生育環境も良いのでしょう。舗装面よりは土の方が蒸散はあるはずです、また樹林地も水分を蓄えるシステム(地下はモチロン、ツユなども)があります。
 この樹の生育如何が、自然環境の指標の一つになる様に思えます。とりあえず「菅田」周辺は大丈夫なようです…。東京の砂漠の民は、個々に水の入ったペットボトルを持ち生活しているようです。利便性や快適性を追求するあまり、本来あるべき姿を忘れてしまったのでしょう。「水」を持ち歩きながら生活することは、少し前の日本では「異常な事」だったはずです。「異常」が「普通」になった影に何かを犠牲に、そして失ってしまったのです。

     

 ナツハゼは夏にハゼノキの様に紅葉すところから名前が付いたとか?秋の紅葉も綺麗です。新緑や紅葉など自然の移ろいに感動する心だけは失いたくない「日本の心」の一つだと思います。

背高泡立草

2010-10-14 11:59:44 | 日誌
 「背高泡立草」…中国語では無い。「セイタカアワダチソウ」、そうです!最近アチコチで黄色いこの草の花を見た人も多いでしょう?北アメリカ原産の帰化植物で、日本全土で生育しています。
     

 今日我が家を訪れたご主人が、車を降りしばらくするとクシャミが止まらなくなった…「花粉症ですかねぇ…」との問いに私は「セイタカアワダチソウでしょう…」と答えると納得していました。でもコレはウソです。セイタカアワダチソウの花粉症はまずアリマセン。この植物の花粉は風では飛びません、蜂などの昆虫を媒介として受粉します。(一面に咲く黄色い花を見ていると花粉症の根源に見えて来るのが不思議です)
 この植物が全国に広がる経緯の中に「養蜂家説」があります。蜜源が少ない秋に咲き誇り、生育も旺盛なところに目を付けた養蜂家が全国を移動するなか、セイタカアワダチソウの種を蒔いた…というものです。諸説ありますが、ミツバチにとってはアリガタイ秋の蜜源であることは確かです。

      

 この花が咲いているうちに、我が家の日本みつばちの採蜜を企んでいます。長野より「豊栄式ステンレス製 日本みつばち用ろ過器」を購入し準備も万端です。けやき農園の「チーム花子」と自宅の2群の都合3群の採蜜をする予定です。「純菅田産はちみつ」はどんな味なのか楽しみです。

ブロッコリー植付

2010-10-13 12:24:52 | 日誌
 スッキリしない空模様の中、「ブロッコリー」の植付をしました。

     

 耕運した後に整地をして、縦横に線を引き等間隔に植付ける段取りなのだが…。植える事に神経を使いすぎるのか?線からズレて植えたりして曲がってしまったりと…なかなか上手に行きませんでした。線を引きなおしたり、ヒモも張ったりして修正しながらの作業でした。

     

 ダイコンの間引きもしました。元気そうな2芽を残してそれ以外は抜き取りました。雨も降り気温も高い事もあり、生育は順調です。
 ハクサイの生育を観察に行くと招かざる夫婦が食事中でした。

      

 「オンブバッタ」です。大きさが倍ほど違いますが、これは親子では無く夫婦です。人間界?と共通するパターンもありますが、大きいほうがモチロン♀です。体も小さく謙虚に背中に乗っているのは♂なのです。(思わず私生活を振り返りました…)
 キクやケイトウ、サルビヤなどの園芸植物の葉を食害する事で知られています。ベジタリアンでモチロン野菜類の葉も食害する害虫です。夫婦で一緒に食事をするので食害のスピードも速いので注意しなければいけません。が気温の低下と共に居なくなるので、今はあまり心配していません。
 バッタよりオオタバコガやコナガなどの「ガの類」の幼虫の食害が心配なので、並木園長に予防剤の散布をお願いしました。

 

どんぐり

2010-10-12 12:24:46 | 日誌
 昨日ウォーキングで立ち寄った「菅田みどりの丘公園」で歩道に散らばる「ドングリ」を発見しました。小岩井農場の理念に触発され、それを拾い播種育成することにしました。

     

 丸く球形の「クヌギのどんぐり」です。「クヌギ」は里山の樹林の中心的な落葉広葉樹で、シイタケの原木や薪炭にと人間に利用される他、樹液が甘くクワガタやカブトムシの甲虫類やハチ類も集まる利用価値の高い樹です。成長も早く10年もすれば若い里山が出来るでしょう?

     

 自宅裏の「蜂場」周辺に植え付け、里山復元を企んでいます…。私の子供の一番下の娘が12歳なので、順調に行けば10数年後には孫が何人かいるはずです。孫とカブトムシを捕ったり、自分で焼いた炭で自家製のシイタケを焼いてアツアツをいただく…そんな事を考えながら種を拾いました。
 10年後どんな時代になっているか解らないが、自分で育てた樹から楽しみを分けてもらう…。なんか面白そうです。種を蒔く事から始める…時間の掛かる事ですが、出来上がった時の充実感・達成感は大きいと考えての、地道な一歩です。
 

小焼け?

2010-10-11 12:26:11 | 日誌
 夕焼け小焼けで 日が暮れて
 山のお寺の 鐘が鳴る
 お手々つないで みな帰ろう
 からすといしょに かえりましょ

 中村雨虹作詞の「夕焼け小焼け」の歌詞です…。

 昨日の夕日は、幻想的で「素晴らしかった!」です。思わず写真を撮りました。車で通りがかった人も車を止めて撮影していました。

     

 富士山をシルエットに雲がオレンジ色に燃えています。また頂上部分にもオレンジ色のリングがかかっていて幻想的でした。「シェイプ アップス」にてウォーキング中だったのですが、思わず懐かしい童謡「夕焼け小焼け」が頭の中をガンガン鳴ってる…ヘビーローテーション?違うかぁ?ふと口ずさみました。
 歩きながら疑問が浮かびました。「小焼け」って何だろう?「大焼け」や「中焼け」があるのだろうか?空全体が夕焼けに染まる状態が「大焼け」で半分位が「中焼け」、そして1/3程度の頃合の良い品の有る夕焼けが「小焼け」なのか?またオバカな事を考えながらのウォーキングでした。
 帰宅後、早速辞書を調べてみました…。『「小焼け」は「夕焼け」に対して語調を整えるために添えた語で意味はない』と書いてありました。確かに小焼けを付けた方が7文字になるし調子はよさそうです。また言葉のイメージも広がります。
 秋雨の時季を過ぎ、本格的な「秋」のシーズンです。夕方時間が許せば、外に出て茜色に染まる空を眺めるのも悪くはアリマセン…。