
フラワー・ムーヴメントのグループといえば、個人的には、ママス&パパス、ジェファーソン・エアプレインなどが思い出されるのだが、英国からは、フラワーポット・メンというグループが外せない。
スコット・マッケンジー「花のサンフランシスコ」へのアンサー・ソングともいうべき「花咲くサンフランシスコ」(LET'S GO TO SAN FRANCISCO‐1967)というヒット曲を出した。1967年の秋に英国チャートの4位まで上った。ただし、世に知られているのはこれ一曲だけであって、まったくワン・ヒット・ワンダー(一発屋)だった。邦題も紛らわしいが、これは別に彼らのせいではない。なにやら怪しげなグループという雰囲気があるが、それもそのはず、言わば実体のないスタジオ・グループなのであった。
しかしながら、当時のブリティッシュ・ロックとは違う色彩を放っていたグループであった。一聴するとわかるが、「ペット・サウンズ」や「スマイリー・スマイル」あたりのビーチ・ボーイズを彷彿とさせる非常に高度なコーラス・ワークと重厚なサウンドで、今の耳にも新鮮である。さらには、ビートルズの「サージェント・ペパーズ…」のようなサウンド・アプローチに驚かざるをえない。オープニングのコーラス、べース、ドラムスを聴くだけで、一気にフラワー・ワールドへ行ってしまう(ドラックでハイになっている…笑)。
さらには、ブライアン・ウィルソン風ファルセット・ヴオーカルや美しいコーラスにメロトロンが鳴り響く…。キャッチーなメロディと抜群のアレンジによるスケールの大きいサウンドは一度聴いたら忘れられない印象を残す。
ちなみに、画像はシングル盤のジャケットであるが、A面にパート1、B面にパート2が収められていた。これは長尺曲なのであった。アチコチ転居を重ねているうちに、どこかにいってしまって今や手元にないのが残念。

フラワーポット・メン名義でリリースされたのは、数枚のシングルしかないが、このコンピレーション・アルバムには「LET'S GO BACK TO SAN FRANCISCO」という「花咲くサンフランシスコ」のキャッチーなメロディを使った続編も入っていて微笑ましい。惜しまれるのは、やはり、オリジナルのアルバムを1枚も出さず(出せず)に消えてしまったということだろうか。
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ウェスト・コーストだ! そよ風だ! 太陽だ!
「太陽の恵みを受けて育つシミ」
スコット・マッケンジー「花のサンフランシスコ」へのアンサー・ソングともいうべき「花咲くサンフランシスコ」(LET'S GO TO SAN FRANCISCO‐1967)というヒット曲を出した。1967年の秋に英国チャートの4位まで上った。ただし、世に知られているのはこれ一曲だけであって、まったくワン・ヒット・ワンダー(一発屋)だった。邦題も紛らわしいが、これは別に彼らのせいではない。なにやら怪しげなグループという雰囲気があるが、それもそのはず、言わば実体のないスタジオ・グループなのであった。
しかしながら、当時のブリティッシュ・ロックとは違う色彩を放っていたグループであった。一聴するとわかるが、「ペット・サウンズ」や「スマイリー・スマイル」あたりのビーチ・ボーイズを彷彿とさせる非常に高度なコーラス・ワークと重厚なサウンドで、今の耳にも新鮮である。さらには、ビートルズの「サージェント・ペパーズ…」のようなサウンド・アプローチに驚かざるをえない。オープニングのコーラス、べース、ドラムスを聴くだけで、一気にフラワー・ワールドへ行ってしまう(ドラックでハイになっている…笑)。
さらには、ブライアン・ウィルソン風ファルセット・ヴオーカルや美しいコーラスにメロトロンが鳴り響く…。キャッチーなメロディと抜群のアレンジによるスケールの大きいサウンドは一度聴いたら忘れられない印象を残す。
ちなみに、画像はシングル盤のジャケットであるが、A面にパート1、B面にパート2が収められていた。これは長尺曲なのであった。アチコチ転居を重ねているうちに、どこかにいってしまって今や手元にないのが残念。

フラワーポット・メン名義でリリースされたのは、数枚のシングルしかないが、このコンピレーション・アルバムには「LET'S GO BACK TO SAN FRANCISCO」という「花咲くサンフランシスコ」のキャッチーなメロディを使った続編も入っていて微笑ましい。惜しまれるのは、やはり、オリジナルのアルバムを1枚も出さず(出せず)に消えてしまったということだろうか。
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ウェスト・コーストだ! そよ風だ! 太陽だ!
「太陽の恵みを受けて育つシミ」