KERC活動日誌

柏アーリー・リコーダー・コンソート
古楽リコーダーアンサンブルの日々あれこれ

演奏会を開くには (3) 演奏時間・曲数、プログラムの方針

2009-09-17 11:00:39 | リコーダー/音楽 あれこれ
会場が決まったら、その次には演奏会全体の時間とか、どういう構成とするかを考え、
その後選曲ということになると思います。
まぁ、この曲は必ずやりたいというのがあって、そこから全体の構成を考えても悪くはないですね。

演奏会日程から逆算していって、「いついつまでに選曲を終える」とか、初めのうちに大まかな
スケジュールを考えておいた方がいいでしょう。1年半も先の演奏会でない限り、会場を決めた後
すぐに構成・選曲を行って、この時期に半分の曲は選び終えているくらいでちょうどいいのではないでしょうか。
残りの曲もできるだけ早い時期に決められるといいですね。早ければ早いほど練習時間もあるわけですから。

公民館での文化祭や、20分くらいまでのミニコンサートなら、テーマを一つにして演奏する方が
まとまりもいいと思います。
例えば、バロックの舞曲でまとめるとか、一人の作曲家の組曲とか、あるいはディズニーメドレーとか、
映画音楽とか。

もう少し長い演奏会で、グループの性格が、バロックやクラシックメインではないなら、複数のステージを
童謡・唱歌、ポピュラー曲、映画音楽メドレーとか、ディズニーのメドレーとか、外国の民謡など、
各ステージを性格付けしてまとめてもいいかもしれません。
でも、せっかくのリコーダーのグループなのですから、できれば1ステージあるいは1曲はリコーダーのために
作られたバロックやルネッサンスの曲もやれるといいですね。

ステージのまとめ方としては、上記のようなテーマでのまとめ方のほか、リコーダーの編成で
趣を変える手もあるかもしれません。アルト3重奏とか、ソプラノ~バスまでの4重奏とかで、
ステージごとの雰囲気を変えるということです。
また、曲の雰囲気でゆったりした曲でまとめるとか、舞曲のような躍動感のある曲でステージを
まとめるというのもいいですね。

1時間を超える演奏会なら、一度は休憩を挟んで前半後半各2ステージとか、前半2ステージ
後半1ステージとかのコマに分けて考えればいいのではないでしょうか。

例えば、バロックなどをメインにやっているグループの1例としては、
前半1:宗教曲や合唱曲の編曲など少しゆったりした曲。出だしなので奏者が落ち着くためと、
     全体の和音の調整のためと考えて選曲。(15分)
前半2:組曲とか、舞曲を何曲かまとめるなど。(15分)
(休憩 15~20分)
後半1:割と聞きなれた曲。あるいは楽器紹介を兼ねた演奏で、説明も入れて聴衆と
     コミュニケーションをとるなど。(15分)
後半2:メインの曲(そのグループが一番やりたい曲など)(15分)
アンコール:1,2曲。割と人に知られているもの、楽しそうな曲、はなやかな曲など。(10分)
これで終了まで1時間40分程度(演奏時間70分)になります。終演後、ロビー等でお客さんと
歓談すれば2時間のコンサートと言ってもいいでしょう。

ご指導いただける先生がおられるなら、相談に乗っていただけばいいでしょう。メンバーの希望も
出しながらご相談できるといいですね。

(tomo)
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