ケポリンの『人間素人』

ケポリンが人間の素人から玄人を目指す
日々を綴ったブログ

死生感

2014年11月13日 | カテゴリー以外のネタ
5回目の治療が昨日終了しました。
計画6回の治療終了まであと1回となりました。
先週行ったCT検査では効果が出ているとのこと。
最終的に、PET-CT検査と他の検査結果を総合して
治療終了とするかカンファレンスで決定されます。



薬の副作用で頭や眉毛はこの通りです。
末梢神経障害で手足のシビレも強くなり、熱いものや冷たい物を
触るとピリピリ神経痛が発生し、左手は握力が低下したのかペット
ボトルのキャップが開けられ時があり、先日気休めのメチコバールを
処方してもらいました。

点滴から10日前後から骨髄抑制が始まり、白血球の数値が急降下
し、感染のリスクが増大します。
重篤な肺炎などは命に直結するためこの頃から「ヴラン」の皮下
注射を1週間程度で行います。この薬剤は骨髄に白血球を強制的に
造るよう指令を出す薬剤で、感染リスクを回避するために行います。

この注射がキツイ。強制的に骨髄を働かせるため、倦怠感や骨痛
など辛さで終日寝込む事もあります。
注射が終わり白血球数が正常値になった頃に次の治療がはじまり
体も精神も休まる時間がないほど辛いもので、気持ちのコントロール
ができず妻に当たる事もあったりして、本当に情けない事です。
テレビドラマの様な美しいものではないのです。

人は皆等しく“死” にます。
この事実は抽象的に理解はしていましたが、今の私は死を具体的に
感じて日々過ごしています。