
先日、久しぶりに土浦の街を訪れました。
昔は、最低月に1回は来ていた土浦です。
以前この近辺に来ていた時には、
他の建物があって、見えていなかった白壁の塀と土蔵。
いつの間にか、周りに空き地が増えていました。
次の予定まで少し時間があったので、
思いつきで近くを歩いてみることにしました。

この建物は矢口家住宅。
震災の爪痕でしょうか、ブルーシートが掛けられていて、痛々しく見えました。
総瓦葺きの2階建て住宅で、袖蔵店舗を持つ町屋建築だそうです。
天保12(1841)年の大火の後に建てられたものだそうで、
塗籠造の防火構造になっているのが特徴らしいです。
茨城県内で現存する江戸時代に建てられた商家建築(町屋)としては貴重な存在で、平成11年に茨城県指定重要文化財に指定されています。

そして、そのちょっと先にあるお蕎麦屋さん。
創業1873年、ここも昔からの面影を残す建物です。


街の中に何気なく見つけた「世界遺産」の文字。
そして、千年余の木の肌に手を触れてみてください。
と書かれていました。
この木に触ると、ご利益でもありそうな・・・
(そりゃもちろん、触りましたよ)
このお店では、
世界遺産になっている屋久杉を使った商品を扱っているようでした。
例えば、雛人形の飾台とか、仏壇とか・・・。
この他にも観光案内所用に利用されている建物、まちかど蔵「大徳」や「野村」などをザッと見てきました。
今回は、時間調整にふらっと歩いてきただけだったのですが、
しばらく来ない間に、
観光用としていろいろ整備されていたんですね。
今は、自分の仕事がつくばということもありますが、
土浦はここ数年のうちに、ほとんど来ることがなくなってしまった街でした。
おそらく、そういう人は私だけではないと思います。
思い返してみると、
1985年の科学万博あたりを境に変わってしまったのではないでしょうか。
結婚して茨城に移り住んだ頃、
土浦駅から亀城公園までの商店街は、人通りも多くかなり賑わっていました。
特に年に1回の七夕まつりは盛大で、
商店街の七夕飾りが仙台にも負けないほど豪華に飾られていました。
そう、まだ小網屋というデパートがあって、
確かそこで子供向けのショーなどが演じられていたのを記憶しています。
あの頃の土浦の街の活気ある賑わいが、
急激に失せていってしまったのは、とても残念です。
科学万博用にできた高架道で、
土浦市内を通らずに一気につくばへ行けるようになり、
人の足は、土浦を飛び越えてつくばへと延びてしまったのでしょうね。
その後、時間の流れと共に
今まであったお店がどんどんなくなり、
買い物客で賑わう姿のない静かな街になって、
それまで気づかなかった
古き良き時代の建物などが浮き彫りになってきたのも事実だと思います。
今度は、
そんな土浦の街そのものをじっくり見るために来てみたいと思いました。
自分が茨城に来てからの思い出をたどるためにも・・・・
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白壁の塀と土蔵
歴史を感じさせてくれますね
自然にも調和しているような感じもいたします
ありがとうございます
震災のダメージは街中に空き地を多く作ってしまいましたね。
↓ モモコハウス・・・・・ハンバーグ専門店かしら?
行って観たいお店ですね。
歴史のある街は、なんとか残したいものですね。
日本人の心を思い出させてくれるものがあります。
古いもので何かを「思い出す」ということは、
それだけ私も人生を積み重ねたということでもあるのですね~。
久しぶりの蔵町でした。
つい先日は、神戸の方での地震で・・・
近くの方は心配ですね。
モモコハウスは、ハンバーグ専門というわけではないのです。
パスタもありますが、お店のおススメがハンバーグなのですね。
「白壁の塀と土蔵」 町並みというのは
その土地の歴史を物語っていますね!
そうした風景が、少しづつ失われていくのは
とても寂しいことです。。。
いつまでも残したい風景というものがありますね。
日本ならではの、大切なものを失いたくないです。