(元!!)らいぶらりあんのつぶやき

小さな町の(そのわりに)大きな図書館で働いていた『らいぶらりあん』が好き勝手につぶやいてます。

図書館への思い

2007-05-14 12:11:17 | 図書館への思い
 またまたですが…
 図書館への思いが、かなり熱すぎて困っておりますが仕方はありません
 でも、金曜日に図書館に行って(毎週のように行ってますけどね)、やはり感じました。

 ここ(図書館)が、落ち着く。ここが楽しい!と。

 だからと言って、辞めたことを後悔しているわけではないですけどね
 こう思えること、外から図書館を見れることも嬉しいので

 実は、私は、退職金の中から図書購入基金へと寄付をしたんです。
 みなさんがどれぐらいの金額を想像されるかは分からないですけど
 まあ、これまで、定年退職の方に寄付してもらっていた額と同じだったので、
 課長たちは、びっくりしたようです。でも、少しですからね
 (まあ、定年退職の人からしたら、私の退職金なんて微々たるものですからね
 でも、それは、私の図書館への思いというか、どちらかというとお礼です
 
 よく、周りの友人たちからは、図書館に私が仕事を教えに行くことを批判されます
 なぜ、そこまでするのかと。しかも無料なうえ、ガソリン代を使ってまで…と。
 
 私が、「職員が困ってるから」、「利用者が困るから」と言うと、
 「そんな風にしたが悪いんじゃん」と返されます。

 確かにそうなんですけど…
 私も思わないわけではないですよ。
 でも、うまく説明はできないんですけど、見捨てられないんですよね
 もちろん利用者が困るだろうなというのが一番にありますし、
 新しく入った臨職の子に大変な思いをさせるのはかわいそう(十分かわいそうですけど
 など、あります。
 やはり、自分がここまで(たいしたことはないけど)してきたからと言うのがあるからかもしれないですけどね
 そして、こんな図書館にされたことへの意地かもれないですね。
 (結構、気が強いんです図書館のことは特に

 友人には、「気持ちは伝えられない。分からないと思う。」と言っていたら、
 先日、「気のすむまでやったらいい」と言ってくれました。
 「言われなくても、やるよ」と返しましたけどね

 今回の寄付で、友人からは、また「納得できない」と言われるかもしれませんが、
 私としては、10年間の学費と言う感じです。
 だって、スゴイ勉強をさせてもらいましたよ
 司書としてはもちろん社会人としても、学校では学べないことをいっぱい学んで、
 大人として成長したような気がしますから(自分で言うなという感じですね
 そう考えたら、安いもんです

 図書館で働いたからというわけではないでしょうけどね。どんな仕事もそうでしょうから
 でも、私にとって、この図書館で働けたことは、大きなことだったわけです。
 こんな気持ちになれたことも、そういう職場だったということなんでしょうけど。

 先日、「責任が重くなるのがイヤだから、偉くなりたくはない」というようなアンケート結果が出てましたよね。
 (スミマセン。正確ではありません。)
 私は、このアンケートを見て、
 偉くならなくても、どんなところでも責任はあるし、責任のないことなんてないんじゃないかと感じ、
 「納得いかない」とテレビに文句言ってました
 そして、責任のないことなんて面白くないんじゃないかな…とも。
 私も責任が取れる立場ではありませんでしたが、一応、責任を持ってやっていたつもりですしね
 でも、そんな若者が多いのは、かわいそうですね

 また、話がそれちゃいましたが、なかなか周りには通じませんが、
 図書館のことを思っているということです。
 今の図書館メンバーには、迷惑かもしれないですけど勘弁してください

  
 

誰のため!?

2007-02-18 00:08:03 | 図書館への思い
 今日の仕事で書きましたが、今度の月曜日、職員全員で、仕事を覚えよう ということで、研修を行います。

 開館しているときは、利用者重視ですから、ゆっくり説明できないし、
 中断されると、何度も説明するのも面倒なので
 みんなに無理言って月曜日にでてきてもらうことにしました。

 そして、きょうの閉館後のこと、今日は臨職2人が休みだったので、
 上司2人と引継ぎのことや私がやってきたことなどの話をしていたら、
 課長が
 「みんなが、おんぶにだっこされてきたからね大変だったね。
 (引継ぎのことも)○○さん(私)が一番大変だよね。申し訳ないね。」
 と言ってくれました。

 まあ、課長たちが全面的に悪いわけではないし、
 次から次に仕事をきちんと覚える前に異動されては、ずっとココにいた私がせざるを得なかった
 というだけなんですがね。
 時には、引継ぎの中で、
 「詳しいことは、○○さん(私)に聞いて」と言った課長もいました。
 だからと言って、「前の課長は、これをやっていたので、これをしてください。」と
 下っ端の私には言うこともできず、(文句は言うくせに
 今に至ったわけなので、私も悪いんですがね

 というわけで、今日、うちの課長が言った言葉に私は、
 「図書館のためですから 係長たちのためではないですから
 と言っておきました。
 まあ、課長がそんな風に言ってくれただけで十分ですし、
 もちろん、引き継ぐ人たちが大変なのも分かっているから、極力協力はするつもりですが、
 やはり、私の心の奥深くには、
 図書館のため、利用者のため
 というのがあります。

 きちんと、引き継いで、利用者に迷惑がかかることのないような体制には
 しておかないといけないですからね

 さあ、スパルタ指導が始まりますよ
 かなり、遅いですけどね。
 図書館の行く末が、分からなかったものですから
 と言っても、今もまだ、はっきりしていません
 でも、嘆いてばかりはいられないので(必殺!プラス思考)休み返上です

 

心配なこと

2007-01-30 23:50:45 | 図書館への思い
 今日来られた分館の方は、今度新しい分館が(複合施設として)建つそうで、
 その勉強のために!と、うちの図書館に来られたようでした。

 まあ、県の図書館と地方の町立図書館とは、若干違うところもあると思うんですけどね
 参考になれば、どんなことでも(おこがましいですが)真似していただければと思います。

 その中で、この分館の正職員には有司書資格者がいないとのことでした。
 そして、『そんな人たちが作るんですよ~
 と、ご本人が言ってらっしゃいました

 私も何とも言いようがなく「大変ですね」なんて言っちゃいましたが…
 とは言っても、うちの図書館も作ると言って動き始めたときは、
 私も役場に入って半年。(今じゃ~、こんなんですけど、ちゃんとそんな時もありました
 司書を持っているというのは名ばかりだし、他はみんな資格は持っていませんでしたけどね

 でも、県の図書館がこんなんでは、市町村の図書館が正職員が持っていなくても
 不思議ではないですよね。そんなことを言ってはいけないんでしょうけど

 実は、私は、それが、不安なんです。
 図書館法には、絶対、司書が必要とは書いていないわけだから、
 いつ、うちの図書館も司書がいなくなってもおかしくないんです。
 もちろん、司書と言ってもいろいろですから、本当のところ何とも言えないのですが

 そして、この規模でいないのはおかしいから、臨職で対応しよう!なんて
 安易な考えに陥るのは目に見えていますから
 もちろん、臨職だから悪いと言っているわけではありませんよ。
 それでも、やりたいという人はいるかもしれません。
 でも、臨職には限界があると思うんです
 正職員がいれば、やりにくいことも多々あると思うんです。
 そんな中で、利用者のためを思って、正職員と戦うことができるのか?
 できるわけないですよね1年契約で、いつ首を切られてもおかしくないのだから

 本当に、そんな図書館に未来はあるのか?という感じですね。

 そんな図書館は、多いんでしょうけどね。特に我が県は
 
 まあ、学校の司書教諭制度だって、なんだか外見的には、進歩したように見えても、
 実際は、進歩していないところが、たくさんありますよね。

 国語力だ!調べ学習だ!なんて言っているくせにね

 図書館法もなんとかなりませんか?
 必ず正職員の司書がいなければならないみたいな。
 私が文科省の大臣にでもならないとムリですかね

 まあ、大臣になるほうがムリですけど
 というより、文科省でいいんですかね
 
 ココまで築いてこれたからこそ、図書館に熱いからこそ、
 やりたくてしょうがない有司書資格の方々の働く場として、
 良い条件で働ける良い図書館があることを強く望んでいます

 うちに限らず、図書館に明るい未来があるといいなと思いますね

退職願

2007-01-09 23:58:24 | 図書館への思い
 とうとう出しちゃいました

 退職願って、一般的には1ヶ月前とからしいんですけど、
 (何と言っても、ぺーぺーですからね。偉そうにしてますけど
 ある人たちが、
 「本当に辞めるのかね?退職願が出ないと後のこともあるからね
 なんて、言っていたらしいんです
 本気か冗談か分からないですけどね

 「えっ~」って感じです
 だって、私たちぐらいなら(勤務年数10年)退職願って、1,2ヶ月前でしょう?
 そうでなくたって、そんなもんじゃないですか?
 でも、それじゃー図書館が大変だろうからって、
 4月から私は言い続けてきたんですよ
 「辞める、辞める」と。
 それが、今ごろになって、後任を見つけないといけないからなんて、
 どういうことなんだって感じです。
 なので、速攻、書き方を倣って、書きました

 でも、初めて退職願と言うものを書きましたが、
 (当たり前ですね)ただの薄っぺらい紙に、
 TVで見るように「一身上の都合により…」と何文字かの言葉を並べただけです。

 決裁は、自分で教育委員会までもらいに行って、
 あとはその上の人たちが見るだけになりました。

 当たり前のことですが、そんな紙切れ1枚で、
 10年間の汗と涙と血のにじむような努力が(そこまではないウソです
 終わってしまうんですよね
 画用紙や和紙ぐらいにしたいですね

 そんなことは、さておき、私は、これからの図書館の方が気になります。

 10年間、汗水流して、築き上げてきた図書館をきちんと引き継いで、
 もっと繁栄させてくれることのほうが大事ですから。
 少しでも早く安心させて欲しいですね

 なんだか、図書館で働いたおかげで、
 ぺーぺーなのに、ペーペー扱いされなかったり、ペーペー扱いされたり、
 本当に大変ですね。都合のいいように扱われていますね
 まあ、みんなの言い方が嬉しかったり、迷惑だったり

 退職願で何かが変わるかな
 楽しみ!楽しみ!

ヒマなはずなのに

2006-11-07 23:47:42 | 図書館への思い
 イベントも落ち着き、「明日から何しようかな~」と母に言ったら、
 「引継ぎ書でも作ったら~」なんて言われたので、
 「どこから書いていいか分からないよね~」なんて言ったら、
 「誰が見ても分かるように細かく作ってあげなさい」と言われちゃいました
 どんな上司よりも厳しい上司が、我が家にいました

 じゃ~、今日は、ヒマができたら、引継ぎ書でもなんて思いながら仕事にいったんですが、行ってみると、
 次から次にレファレンスが入ったり、1月以降のイベントについて他の課と調整したりしているうちに、
 あっという間に一日が終わってしまいました

 挙句の果てに、閉館後かかってきた内線電話をとると、
 先日、水害にあった学校図書館の本を買う担当の教育委員会の人(以下)でした。
 「今、本を買っているところなんだけどね。同じか同等のものを買わないといけなくて…」
 私「はい。難しいですよね。」
 「○○さん(私のこと)、今、忙しい時期だよね~」
 私「時と場合によりますけど
 「同等っていうのが分からないんだよね…12月までに買い終わらないといけないしね。」
 私「……何かできることがあれば…できる範囲ですけど…」
 「じゃー、リスト持ってくるから、一度見てみて
 みたいな会話が交わされました。

 うまい具合にイベントも終わったあとで、さあ、引継ぎ書でも書こうかという時なので、
 ヒマと言えばヒマですからね

 電話の後、臨職(以下)との会話です。
 私「学校図書館の援助も仕事だよね。うん、そうだ、そうだ
 自分に言い聞かせるように。
 「みんな、引継ぎ書、書かせないようにしてるんじゃないですか
 私「みんな、いいタイミングだもんね。断れないよね
 私「お世話になってる人だし…。頼られることはいいことだ
 私「ここでやらなきゃ、私じゃない
 ということにしました

 私は『NOと言えない日本人』ですから、仕方がありません。
 まあ、それほど、「NO」と言えるほどの理由もありませんからね

 私に、ヒマな日は来るんでしょうか?
 それより、引継ぎ書を作れる日が来るんでしょうか
 まあ、いつか、どうにかなるでしょう(必殺!プラス思考

人とのつながり

2006-10-11 23:24:37 | 図書館への思い
 長い間、休んでいました『つぶやき』ですが、どうにか復活できました。
 というのも、今日、研修会(実は、県内町立図書館長及び業務担当者会)が終わったからです
 どうにか無事終えることができました。一安心
 
 今回の研修会で思ったことは、やはり、私はいろんな人に助けれて、働けているということです
 
 まずは、読み聞かせのボランティアグループ 
 事例発表ということで、研修会のはじめの方で、実演してもらいました。
 実は、これは、元々予定に入っていませんでした。
 しかし、話し合う議題が各図書館から上がってこなかったことから、
 1、2週間前に急遽実演してもらうことになったんです。
 快く引き受けてもらい、子どもたちに読み聞かせするのと違って、
 大人相手に、しかも図書館員相手だからやりにくかっただろうに、
 立派なものを見せてくれました

 次は、参加してくださった方々。
 私の分科会でのなれない進行と突然のフリにもきちんと対応してくださり、
 有り難かったですね
 全体会では、私が県立図書館についての要望に(若干苦情気味
 援護射撃してくださったT図書館の館長さん
 でも、私の思いは、他の人も思っていたんだと、安心しました

 そして、お忙しい所、講演してくださった先生
 私は、この研修会が元々苦手だったため(というか必要性をあまり感じられなかったため)
 先生に講演をしていただきました。
 1時間話をしてくださるのは、大変だったでしょうが、
 企画した当の本人(私)は、普通に生徒のごとく聞き入っていましたから
 いろいろな情報もいただき、ありがとうございました。

 最後に、研修視察にマイクロバスを運転してくださった、
 社会福祉協議会に役場から派遣されている方
 本当は、うちの課長が運転して引率するはずだったんですが、
 突然、本会議が入ったため、できなくなり、大型車を運転できるその方にお願いしたんです。
 普段から何かと気にかけてくださるので、
 ついついその方に、聞きながら町内を案内したところでした。

 今回の研修会では、皆さんから「大変だったでしょう」とか「ご苦労様」などと、
 たくさんの声をかけていただきましたが、
 私が、動くことは当たり前なので、大変なのは百も承知ですけど
 こうやって、多くの方の手助けがあるからこそ、無事終えることができ、
 皆から「良かった」とお褒めの言葉をいただくことができたわけです

 私たちは、そうやって皆から言ってもらえるだけ、救われますが、
 直接は言ってもらえない方もいるわけですからね。
 私は、「ありがとうございました」というしかできなですしね

 やはり、人とのつながりは大事だなと、
 普段から感じることではありますが、大きなイベントをすると、
 なおさら感じることができますね

 ほかにも、いろんな方が、私の気付かない所で動かれたかもしれないですけど、
 皆さんに、この場で(気付かれないですけど)
 「ありがとうございました
 と言わせてもらいます

なかなか難しいですね

2006-09-18 23:29:00 | 図書館への思い
 昨日の記事にコメントをいただきました。
 明日のお昼までに決めないといけないというのに、私が気付くのが遅く、
 すでに役に立たないかと思いますが、というか、私の意見が役に立つとも思えませんが、
 いつものごとく、好き勝手に書かせてもらいます

 と言っても、私は、やはり正職員ですので(悪く取らないでくださいね)、
 図書館内での発言権も違うと思うので、何と言ったら良いのか、悩んでしまいます。

 ただ、『絶えられない 5:5 この仕事が好き』では、
 私だったら、続けていくのは難しいかなと思います
 私は、後者が少しでも上回っていないといけないような気がするからです。

 私も、ココまで来るには、大変なこと、嫌なこともたくさんありましたし、
 胃が痛いときやストレスであろうと思われる吹き出物ができたり、ということも日常のことです
 それでも、辞めようと思ったのは、2年前に決めた時だけ。
 でも、それも、楽しく思いっきり図書館の仕事をするために決めたこと

 そんなこと言っても、やはり、きれいごとですよね。
 正職員と言う立場、階級は下でも、図書館での経験年数と実績は課長よりも上、
 唯一の有司書資格者という立場、そして、給料の保障、実家からの通勤で不自由はないし、
 と、私は、どんな大変なことがあろうとも、いろんな面で恵まれているはずだから

 実は、現在通信で司書資格を取っている、うちの臨職の子も、つい先日、悩んで涙していました
 多分、今、スクーリングと仕事で、心も体もいっぱい、いっぱいなんだろうけど、
 ちょっとした(本人にはちょっとしたことではないんですけどね)、上司の一言に傷ついて、
 もう司書資格を取ることや取ったとしても、その後うちで働くことを辞めたいという感じでした
 その後、私がマンツーマンで、少し話をして、落ち着いたみたいなんですけどね

 でも、その時も、やはり、正職と臨職という立場では、説得したところで、
 どんなものかと思いながら話をしたんですが、
 ただ、24,5歳になって、司書を取ろうと思ったということは、少なからず、これからも
 図書館で働いていきたいと思ったに違いないんです。
 でも、そんな気持ちを周りの一言で負けてしまったら、もったいないというか、
 負けて欲しくないし、資格を取って、働けたにしても、
 辞めたいという気持ちになる時は、たくさん来るんです残念なことですけどね
 でも、それが、図書館に限らず、働くということでしょうから

 だから、結局、その子に言った言葉は、『自分が強くなるしかないね
 私なんか、こんな年になったこともあって、かなり強くなりましたけどね
 心も体も、口も

 そして、もう一言、『自分が楽しめていないと、この仕事は無理だよ』とも。
 自分の心が不安定な状態では、いい接客はできないから
 利用者には、そんな内部事情は、関係のないことだから
 私は、どちらかというと、精神面の指導が多いかもしれませんね。
 でも、人間と人間が触れ合う職場だからクサイ

 やっぱり、仕事が楽しいと思えるかどうかが、一つの判断の条件かなと思いますね
 私は、図書館の仕事が好き、利用者の喜ぶ顔が好きというだけで、
 他のことは、あまり考えずにきましたからね
 う~ん、これも、やっぱりきれいごとかもしれないな

 まあ、敢えて言うなら、この図書館は、あまり良い環境ではないかもしれないですね。
 そんな環境で、どんな仲間意識ができるのかなと。イマイチ自分は、働きたくないな、と。
 でも、この方は、愛しているんでしょうねこの図書館も仕事も。
 だから、そんな悪条件でも(スミマセン。よそのことを)悩んでいるのでしょうから。

 すみません。私には、やはり、答えをさがしてあげることはできません
 レファレンスは、答えを言いませんからね

 

ほんものの図書館!

2006-07-30 23:06:45 | 図書館への思い
 災害の方も”ぱっと見”はどうにか落ち着いてきたようです。
 心配してくださった方々、ありがとうございます。
 でも、被災した方々や役場の担当課の人たちは、まだまだ、いろいろな災害の処理が続くのでしょうね
 
 ところで、今日は、タイトルにあげた『ほんものの図書館』について、
 というか、ある先生のブログで「図書館評論47」(図書館問題研究会)が紹介されており、
 少し興味があったので、取り寄せてみました。
 その中で報告されていたことを読んで、うちの図書館は『ほんものの図書館』になれるのだろうか、
 近づいているのだろうか司書としてどうなのだろうかと思ったので、
 うまくまとまるかは、分からないけど、なんか書いてみようと思います

 指定管理者などについては、うちの図書館では、まだなさそうなので、今回は飛ばして読んでいます。
 (私の本の読み方です。スミマセン

 まあ、読んで思うのは、町(市)の格差というのでしょうか、
 つまり、首長なども含めた職員、住民いわゆる人の差ですね。

 やはり、良いと言われる図書館は、図書館員だけでなく、利用する人、役場(市役所)全体が、
 図書館というものを理解しているような気がします
 多分、図書館員の努力があってこそかもはしれませんが。
 
 この本の中で、「本当の図書館」が欲しいと活動してきた方たちのことが載っています。
 でも、市長選で図書館建設が翻弄されてしまっていると言う状況のようです。
 まあ、どこの町でもそうなんでしょうね
 図書館って、そういう施設ではないと思うんですがね。
 学校と同じように義務にして欲しいぐらいですから(司書の立場から言えばですがね。)

 図書館の基本構想をつくったり、とても活発な人たちのようですが、思いが市には伝わっていないようです。
 うちの図書館は、逆なので(町長が作りたかったのでね)あまり言えないんですが、
 これは、これで、住民を図書館に関心を持たせると言うのが大変なんです。
 だから、そんな住民がいると羨ましくなるんです。人生うまくいかないですね

 そうそう、先日、うちの図書館を見学に来られた集団がありました。
 (スミマセン。でも私には集団という言葉でしか表現できないです。)
 なんか、町のお偉い方たちのようでした。多分3時間以上かけてきたんじゃないかな?
 で、うちと同じ組み合わせの複合施設を作ろうかな~という感じだったんです。
 でも、その方たち図書館には興味なしという感じで、
 早くもう一つの方に行こうという感じでした

 実は、この町の図書館の司書とボランティアの方がそれより前に来られて、
 2時間ぐらいミッチリ話をして帰られたんです私も個人の本を貸したりと、熱心な方たちだったので
 それで、複合施設の中に図書館を入れたいという感じでした。

 でも、私は、そのお偉い方たちの態度を見て、この町は図書館は作らないほうがいいかもしれない、
 というか、できても、図書館は苦労するばかりかもしれないと感じたんです。
 
 最近感じるんですが、取りあえず、図書館という箱をつくったからと
 満足している自治体が多いような気がするんです。
 中途半端(色々な意味で)に作って、住民の思いに応えたフリをしているような。
 
 前にも言いましたが、図書館はお金のかかかる施設ですから、
 大きなものを作っても大変なのは大変ですが、中途半端だと、すぐに利用されなくなるんじゃないかと
 利用されない施設ほど無駄遣いはないですからね

 話がそれましたけど、結局、『ほんものの図書館』って難しいんですよね。
 町全体が『ほんもの』を目指していないと達成できないような気がします。

 こんなに偉そうに言っていますけど、うちの図書館も『ほんもの』には程遠いですからね
 上に書いた活発な活動をしている方々のブログにある基本構想を少し読んで、
 自分にがっかりしちゃいましたから。まだまだだなと。当たり前ですけどね




 
 

広報の効果?

2006-07-19 23:44:55 | 図書館への思い
 私は、基本的に「ヒマ」な仕事ってないと思っています。
 「ヒマ」=仕事をサボっている、という考え方だからです極端ですけど
 だって、雇い主は、仕事があるから人を雇い、給料をあげるわけですからね多分。

 で、何でこんな話かというと、
 課長が最近「図書館って忙しいし、大変なんだね」とよく言われると言うもんだから…

 それは、毎月、町の広報誌に図書館のページが1ページあって、いろんな記事を載せるんです。
 うちの広報は、基本的に新刊紹介とかはせずに、イベントのお知らせや報告、
 私が勝手に読書の大切さなどを連載しているんです(まあ、本を読んでまとめただけですけどね
 その中で、職場体験に来た子たちの感想を載せたりしているんです。
 すると、だいたいが、「思ったより大変だった」とか「重労働だった」という感想なんです。
 この思ったよりというのがポイントなんですけど、
 多分、カウンターで貸出返却しているだけだと思っているからだと思うんです。
 そう、職場体験の子たちだけでなく、一般の人たちも

 まあ、前にも書いたように忙しいとか、大変とか見せないと言うのが、プロの仕事ですけどね

 それに、田舎なもんで、イベントとか町内放送で流れるんです。
 「○○図書館からお知らせします~」と。
 それが、最低でもおはなし会が月に3回はあるので、「○○図書館」というのを耳にするんだと思います
 私たちが、何かするわけでなく、ボランティアがするんですけどね

 アピール度が高いわけです。大げさに言っているわけではなく、
 まあ、実際忙しいと言えば忙しいですよ

 おはなし会が3回(ボランティアですけどね)、子育て支援センターでのおはなし会、
 乳幼児検診での読み聞かせ、アニマシオンを取り入れたおはなし会などは毎月ありますから。
 そのほかに、特別行事があるので、毎日追われているわけです

 まあ、忙しいのは置いといて、何が言いたいかというと、
 もしかしたら、広報の効果で、図書館への関心が高まってきたのかなということなんです。
 もちろん、元々関心のある人もいましたけど、課長たちの年代の人たちは、あまり関心がない人たちが多いと思うんです。
 そんな所から、図書館の話が出るというのは、
 たとえ、実際は図書館に足を運ばなかったにしても大事なことなんではないんでしょうかね

 そして、最近視察や職場体験の受入のお願いが多い
 ありがたいので、全部引き受けるんですけど、なぜ、こんなに多いんだ~と。
 職場体験も4校か5校の受け入れです。
 そのうえ、学校の先生たちの初任や10年目研修が2名とかです。研修センター状態ですね

 まあ、公共でありながらサービス業的役割が高いですからね。いい場所かもしれないですね。
 企業ほど厳しくはないでしょうけど

 なぜか、分からないけど、図書館で働いてみたいと思う人が増えてきたのかな。 
 ということは、図書館アピール成功ってこと?(いつものプラス思考です

 まあ、なが~い目で見れば、コツコツ広報してきたことも無駄ではなかったのかな
 ということですね。




1か月続きました!

2006-06-30 23:54:04 | 図書館への思い
 ブログが1か月どうにか続きました続かないかと思ったんですけど
 日記とか続いたことないので
 あぁ、でも、日記の代わりに図書館で働くようになって、今日どんな仕事をしたというのは、書いていますね。
 それは、短いので、続いてますね。

 昨日司書の採用について書いたので、今日は、私のあとには
 こんな人が来てくれたらな~というのを書いてみたいと思います。
 もちろん、自分のことは、とっても高い棚にあげてですけど

 ①パソコンや機械に強い人
 やはり、今からはインターネットや視聴覚機器(DVD閲覧)などが、どんどん必要になってきますよね。
 インターネットでの情報検索はもちろんのこと、
 多少は、図書館システムでのデータを加工して、統計やデータを出せたほうがいいかな
 視聴覚機器もどんどん高度になっているので、それに対応していける知識が必要かな
 図書館は文系というイメージですが、実際は理系的要素が結構入っていると思います

 ②細かい仕事が好きな人
 本当に細かい作業が多いですから。小さな本に小さなラベルを貼ったり、
 壊れたを修理したり、製本したり、目立たない仕事にも手を抜かずにできる人がいいですね!
 そうそう、機械に強いというのと少し重なりますけど、
 ビデオも多少は修理したり(踏んだりするらしいんです)、CDを磨いたりという作業もありますね!

 ③とことん上を目指す人。でも妥協もできる人
 図書館には、たくさんのすべきことがあります。だから、今に満足するのではなく、
 これは軌道にのったから、次はこっちに手を広げてみようと思える人。
 でも、ある程度のところで妥協できるというのも大事です
 もちろん、すべてがうまくいくわけではないし、周りからの反対もあるかもしれない
 まして、この人数では無理ということも出てくると思うんです。
 だから、悪い意味ではなく、妥協して、次の方法を考えるということも大事なんです!

 ④『人』が好きな人
 やはり、これは大事なことですね。サービス業ですから。
 利用者の気持ちが分かれば、図書館は何をすればいいか見えてくるはずです難しいですけどね。
 相手は老若男女、十人十色です
 それぞれに、満足のいく対応ができるかどうかの根本的なところは
 『人』が好きかどうかのような気がします。(かなり独断と偏見ですけど

 ⑤図書館が司書という仕事が好きな人
 やっぱり、これですよ
 ④と同等ぐらいではあるんですけど、トータルしてみれば、これに当てはまれば、
 自然と前に書いたすべてに繋がっていくような気がします。
 前に書いたものは、役割分担できれば、それぞれ得意な人がすればいいかもしれないけど、
 図書館が好きというのは、役割分担しただけでは、一人が好きなだけでは、辛いですね。
 何人かが
 「この図書館を良くしよう!」「利用者のために図書館員として何ができるのか?」
 と考えていたら、良い図書館になっていくでしょうね

 そんな図書館になればいいですね
 ちょっと、思いついたことを書いたので、私が次の人に望むことはまだまだ、あります。
 そのうち、思いついたら書こうかな
 でも、まだまだと言われたらプレッシャーですよね
 そうそう、こういうプレッシャーをさらりとかわし、
 自分の道を考えを通すということも大事かも

 今日の写真は、我が家の愛犬アドレスにもなっているケンタと桜の木(ちょっと古い!)です。
 かなりおじいちゃんで、もう産まれて11,12年ぐらいです。
 眠いときは、私が仕事に行くときも家から出てもきません無理やり呼び出しますけどね。私は
 そのくせ、ご飯時間になると、ご飯がまわるまで、おなかの底からの声でほえてます
 かなり、わがままな長男ぼうです。(いまや我が家で一番年上か