(元!!)らいぶらりあんのつぶやき

小さな町の(そのわりに)大きな図書館で働いていた『らいぶらりあん』が好き勝手につぶやいてます。

ほんものの図書館!

2006-07-30 23:06:45 | 図書館への思い
 災害の方も”ぱっと見”はどうにか落ち着いてきたようです。
 心配してくださった方々、ありがとうございます。
 でも、被災した方々や役場の担当課の人たちは、まだまだ、いろいろな災害の処理が続くのでしょうね
 
 ところで、今日は、タイトルにあげた『ほんものの図書館』について、
 というか、ある先生のブログで「図書館評論47」(図書館問題研究会)が紹介されており、
 少し興味があったので、取り寄せてみました。
 その中で報告されていたことを読んで、うちの図書館は『ほんものの図書館』になれるのだろうか、
 近づいているのだろうか司書としてどうなのだろうかと思ったので、
 うまくまとまるかは、分からないけど、なんか書いてみようと思います

 指定管理者などについては、うちの図書館では、まだなさそうなので、今回は飛ばして読んでいます。
 (私の本の読み方です。スミマセン

 まあ、読んで思うのは、町(市)の格差というのでしょうか、
 つまり、首長なども含めた職員、住民いわゆる人の差ですね。

 やはり、良いと言われる図書館は、図書館員だけでなく、利用する人、役場(市役所)全体が、
 図書館というものを理解しているような気がします
 多分、図書館員の努力があってこそかもはしれませんが。
 
 この本の中で、「本当の図書館」が欲しいと活動してきた方たちのことが載っています。
 でも、市長選で図書館建設が翻弄されてしまっていると言う状況のようです。
 まあ、どこの町でもそうなんでしょうね
 図書館って、そういう施設ではないと思うんですがね。
 学校と同じように義務にして欲しいぐらいですから(司書の立場から言えばですがね。)

 図書館の基本構想をつくったり、とても活発な人たちのようですが、思いが市には伝わっていないようです。
 うちの図書館は、逆なので(町長が作りたかったのでね)あまり言えないんですが、
 これは、これで、住民を図書館に関心を持たせると言うのが大変なんです。
 だから、そんな住民がいると羨ましくなるんです。人生うまくいかないですね

 そうそう、先日、うちの図書館を見学に来られた集団がありました。
 (スミマセン。でも私には集団という言葉でしか表現できないです。)
 なんか、町のお偉い方たちのようでした。多分3時間以上かけてきたんじゃないかな?
 で、うちと同じ組み合わせの複合施設を作ろうかな~という感じだったんです。
 でも、その方たち図書館には興味なしという感じで、
 早くもう一つの方に行こうという感じでした

 実は、この町の図書館の司書とボランティアの方がそれより前に来られて、
 2時間ぐらいミッチリ話をして帰られたんです私も個人の本を貸したりと、熱心な方たちだったので
 それで、複合施設の中に図書館を入れたいという感じでした。

 でも、私は、そのお偉い方たちの態度を見て、この町は図書館は作らないほうがいいかもしれない、
 というか、できても、図書館は苦労するばかりかもしれないと感じたんです。
 
 最近感じるんですが、取りあえず、図書館という箱をつくったからと
 満足している自治体が多いような気がするんです。
 中途半端(色々な意味で)に作って、住民の思いに応えたフリをしているような。
 
 前にも言いましたが、図書館はお金のかかかる施設ですから、
 大きなものを作っても大変なのは大変ですが、中途半端だと、すぐに利用されなくなるんじゃないかと
 利用されない施設ほど無駄遣いはないですからね

 話がそれましたけど、結局、『ほんものの図書館』って難しいんですよね。
 町全体が『ほんもの』を目指していないと達成できないような気がします。

 こんなに偉そうに言っていますけど、うちの図書館も『ほんもの』には程遠いですからね
 上に書いた活発な活動をしている方々のブログにある基本構想を少し読んで、
 自分にがっかりしちゃいましたから。まだまだだなと。当たり前ですけどね




 
 

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