兄達二人が飲酒運転をおかし免許取り消しになりその金銭的な尻拭いを母はしてくれたようです。
さすがの母もお金の工面はできても時間の工面はできません。
当時の長男は免許なし無職の状態で妊娠半年の二回目の妻が。
次男の仕事は山仕事で早朝からどうしても通勤に車が必要でした。
三男の私は、長男次男実家から離れた所でフリーターをしてましたが、母から仕事をやめて半年だけ実家に戻って兄達を助けてくれないかと懇願されました。
不甲斐ない長男に母は実家近くに家を買いそこに長男夫婦を住まわさせ。
次男はずっと実家暮らし。
私は半年間という約束で実家に戻り兄達二人の手となり足となり生活を送りました。
ただこの半年の間で、初めての甥っ子が生まれ年離れた兄達と童心に戻り釣りに行ったりと家族の会話がたくさん生まれました。
そんな中普段から寡黙な父に二人になった時に言われた言葉がありました。
「キッカケは長男だったかもしれないけどそれを選んだのは自分なんだから、長男を恨むと自分も長男も惨めにるから恨む事に時間なんて使わず自分の人生に時間を使えよ。間違いは誰にだってあるんだから」
この言葉に救われたのを今でも覚えています。