校友のみなさん
生協を覚えていますか
校友のチカラで争議解決を!
11月19日、校友会愛知大会が開催されました。
生協労組は、記念式典の行われた名古屋駅前「ウィンク愛知(愛知県産業労働センター)」で、校友の皆さんに訴えました!

明治大学生協<「大学共同体」の中の総合的福利厚生部門>の創立
明治大学生協は、2002年8月解散、労働者は全員解雇されました。生協が、明治大学・学生・教職員の福利厚生に果たした役割については、いうまでもありません。明大生協は、1959年(昭和34年)3月、「学生の経済生活擁護」を掲げ、全学の総意で再建されました。当時の生協役員には、顧問に松岡総長、長谷川理事長、武田学長、また生協理事には、大木直太郎文学部教授、川口寅之輔工学部教授、加藤五六総務課長など中枢幹部が就任、明治大学という「大学共同体」の中の総合的福利厚生部門として明大生協が位置付けられていました。
「大学改革」=金儲け主義大学路線と生協つぶし
しかし、1990年代半ばから「大学改革」リバティタワーなどの新校舎、新学部設立が進められました。「大学教育の商品化」「教育の商品化」=金儲け主義大学路線をすすめられました。その実現のための最大の問題点は、貧弱な大学の財政基盤でした。そのために、学生教職員の福利厚生組織である生協をつぶし、労働者を解雇し、生協の事業と利益を「大学の会社」明大サポートに移管させのです。
明治大学の拡大路線は、多摩スポーツパーク(体育学部新設)の中止、法科大学院の不祥事などを生み出し、2016年就任した柳谷理事長の「最初の課題は赤字問題だった」という状態になりました。

弾圧のエスカレートをやめ、争議を解決せよ!
2002年8月明大生協理事会と明治大学は合意結託し、明大生協を解散し、労働者は全員解雇されました。解雇された私たちは、①明治大学による争議責任の明示と謝罪②大学による労組員への雇用保証③労組員の不利益の回復を要求し、闘いを続けています。
しかし明治大学は、労働組合の団体交渉要求を拒みながら、労組活動への「ビラまき禁止」など労組弾圧を続けています。
さらに、現執行部の柳谷理事長、大六野学長らは、2021年東京地方裁判所に対し、「情宣禁止・執行官攻撃」労組弾圧裁判を提訴しました。第一審・東京地裁は、2月28日、卒入学式などでの情宣禁止を認めましたが、「執行官保管攻撃」要求は却下しました。明治大学は、これを不満として、東京高裁に控訴しました。(11月22日判決は、東京地裁同様に、明治大学の要求した「執行官保管攻撃」要求を却下しました)
現執行部の労組弾圧のエスカレートは許せません!
任期内に争議解決を決断すべきです
柳谷理事長・大六野学長・田部井総務担当理事ら現理事会執行部の任期は、来年3月までです。大学には、コロナ明け、物価値上げと格差拡大のなかで、少子化・学費値上げ・新校舎建設など問題は山積みしています。いつまで、労働争議を放置していくのでしょうか。デモの声に応えて、任期内に争議解決を決断すべきです。

校友のみなさんは、明治大学のステークホルダーです!
校友のみなさんは、明治大学のステークホルダー(利害関係人)です、争議解決に向けて、ご理解・ご協力をお願いします。