今回は、おすすめ展覧会の情報です。
十和田市現代美術館
「加藤久仁生(かとうくにお)展」 2011/9/10~2012/1/9 高校生無料
米国アカデミー賞短編アニメーション賞を獲得した加藤久仁生の作品世界を紹介します。加藤久仁生は大学在学中から自主制作で頭角を現し、描写力と世界観は大きな注目を集めてきました。約1年間を費やした「つみきのいえ」では、静けさの漂う映像に心温まるストーリーが展開され、世界各地で大きな喝采を浴びました。
第1部では、「つみきのいえ」が生まれたきっかけのスケッチや絵コンテ、さらには同名のベストセラー絵本の原画を展示。制作の過程をたどり、完成作の余白にあふれる魅力を体感します。第2部は、「つみきのいえ」以降温めてきたイメージを紹介します。展覧会のために制作した新作短編アニメーション「情景」を披露し、現在絵本雑誌「MOE」(白泉社)で連載中の「あとがき」の原画も展示します。
七戸町立鷹山宇一記念美術館
「平山郁夫展」 2011/9/23~10/30 高校生400円
日本画家・平山郁夫の60余年に及ぶ画業を追悼し「平山郁夫展」が開催されます。この展覧会では、平山郁夫が生まれ育った生口島に開設された財団法人平山郁夫美術館のコレクションから、画家が絵に託して未来へ伝えようとした想いを作品から検証すると共に、日本画壇に重鎮をなした平山芸術の神髄に迫ります。
●青森県南美術部とは・・
青森県高文連美術部では、八戸市、十和田市、三沢市、三戸郡(階上町、五戸町、三戸町、新郷村、田子町、南部町)上北郡(おいらせ町、七戸町、東北町、六戸町)を“県南地区”と呼んでいます。
今年の県内美術部員の人数です。 青森県内で、高文連に加盟して活動している美術部は52校。 県南地区の美術部は20校。部員数は295名です。 県内で一番多いですね。
美術館があまりに広くごく一部の特殊な有料展覧会を宣伝してしまうので、ギャラリーにおける沢山の個展、グループ展も有料であると思い込んでいる人々が沢山います。そして遠慮、敬遠して見に行きません。
お金の無い高校生はぜひ、無料の個展、グループ展に足を運びましょう。そして作家さんたちと会話をしましょう。分からないことはどんどん質問しましょう。間違いなく視野が広がるはずです。八戸には小野画廊を初めいくつか展示場があります。学生は質問魔にならなくてはなりません。笑われることを恐れず、愚問を繰り返しましょう。