秋色の東京散歩－１

 　　　　　　　　　　秋色に輝いて

　

　恒例となった東京散歩。毎度お馴染みの末広亭の１２月上席の初日のお楽しみと絡めて見頃となった都会の紅葉・黄葉を愛でるぶらり旅である。

１日目、メインは末広亭で日本の話芸を楽しむことであるが、１１時の並び始めまでには時間がある。今回はどこを歩こうかと思案したが、意外にも近すぎて中に入ったことのなかった新宿御苑を訪れることにした。

東京駅から千駄ヶ谷、そこから末広亭に向かえばいい流れだ。

しかし、空には雲が広がっている。山では快晴男でも都会では曇りベースでいまいち紅葉が映えないなぁと　心の中でぼやいていた・・・・・。

 

新宿御苑にいざ潜入！　　思いのほか静かだ。　ここが乗降客日本一の新宿駅のほど近くとは到底想像がつかない。

　　　　　　　紅葉はクライマックス。

　

なんともロマンチックな広がり。映画のワンシーンに出会ったような感じだ。
冬のソナタのロケにも使えそうだ。

　愛を語り合うのにも、静かに読書に浸るにもいい雰囲気だ。

　

　落ち葉の絨毯、これを眺めていると心が落ち着いてくるのはなぜなんだろう。

　

　そっと踏みしめて静かに歩く。　　静寂が私を包む。

 

　下の池そばのモミジ山へと歩を進める。

　

　カエデ類が枝を広げている。　水面に映るさまがいとをかし。

　

　

　曇り空にも負けない艶やかさだ。

　

　

　今年、最後の輝き。　燃え上がるように色づいていた。

　一回りして、ゆるりと坂を上っていく。

　途中、桜の紅葉が目をひく。種類も異なるからだろう。

　微妙に色づき具合に変化があり、面白い。

　

　

　

　

　奥に見えている芝生が、イギリス風景式庭園。（こちらは後で）

　先にヨーロッパの雰囲気ただようフランス式整形庭園へ。

　

　プラタナスの並木が見事だ。　

　曇り空なのが残念。写真にすると冴えないなぁ。

　

　

　

　こういう所は、恋人と寄り添って歩くに限る。

　

　

　ジグソーパズルにしたら、組み立てるのが面倒な風景だ。

　

　

　プラタナスの並木の脇にバラ花壇がある。

　ボンジュール！　　お洒落なバラがたくさん咲いているね！

　

　カウンティーフェア

　

　グルース　アン　バイエルン

　

　プレーボーイ

　

　セクシーレキシー

　

　シュネービッチェン

　

　オールドポート

 

　大きな芝生をのびのび育った大木が周囲を囲むイギリス風景式庭園へ。

　

　ここはファミリーの憩いの場。

見ているこちらが和やかなほっとした気持ちになれます。

以下４枚の写真の女の子には　ブログをご覧になっているあなたのイメージで
それぞれキャプションをつけてご覧ください。

　

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　去り行く秋を楽しむ人、発見。

　

　スケッチの姿も決まっています！　その視線の先には・・・・。

　

　こんなほのぼのファミリーの姿がありました。

 

　散策路を新宿門方面へ進みます。

　わぉ～！　カエデの燃えるような紅葉まっさかり！

　

　

　

　

　スタートのモミジ山の紅葉とは、一味違った紅葉だ。

　

　

　

　大都会新宿の地にいることが信じられません。

　

 

　　広さ５８．３ha(１８万坪)の新宿御苑はぐるっと一回りするだけでも３．５ｋｍ。

　　風景を味わったり、写真を撮ったりしていたら目いっぱい１日楽しめる。

　　おっと、もう１１時だ。急がないと末広亭に間に合わない。
　　北の方へ、出口の方へとコース取りをシフトして進む。

 

　赤から黄色へ。黄金色に色づいたイチョウが目を楽しませてくれる。

　

　冬を前に最後の秋色に輝く木々。　それを描く人。

　

　快晴の青空だと　イチョウの黄葉は一段と映えるのだが。

　

　

　イチョウの黄色い絨毯も見逃せません。

　

　私にスケッチの才能があるなら、↑こんなシーンを描いてみたい。（せめて写真で）

　

　キャンバスに絵筆を走らせる人、素敵だな。

　

　新宿御苑を後に。

 

　新宿末広亭の昼の部の開演に間に合う。１１：４０入場開始。

　末広亭は昼夜入れ替えなしだ。終演２１：００までたっぷり聴く。

　外へ出ると細い路地だが、お祭りのような人、人、人、・・・・・・だ。

　

　

　昼間より夜のほうがさらに活気がある新宿
　午前中の静かな紅葉散歩とのギャップがすごい。

　

　土曜日は、本席のあと若手噺家による深夜寄席がある。

　それを目当てに伊勢丹のある大通りまで長蛇の列ができていた。

　

　末広亭よ、さようなら。また来るからね！

　東京散歩　２日目に続く。