北八スノーシューハイク
クリスマス前に雪山からのメリークリスマス♪ でした。
今季も恒例の北八エリアから。
北八RW山頂駅前にて、スタート前のお決まりの1枚。
静穏な晴れの様子が、写真からもお分かり頂けるでしょう。
前日22日は、天気予報では長野は「雪」であった。新雪のパウダー狙いであったが、
北八エリアは、運悪く「雨」だったようだ。逆に、出来ていたモンスターは解けてやせ細り、
メルヘンチックな針葉樹のプロムナードも雪のボリューム感がなくなり、ちょっと残念 ↓
天気も午後から崩れるの予報どおり、午前中は風もなく「晴れ」ていたが、午後からは一転。
超強風と押し寄せる雪雲という急激な気象変化も安全エリアで、
シーズン第一弾で体感できてある意味よかったかも。
スノーユーハイクは、お決まりのコースなので ささっと振り返り。
坪庭の様子。 2,3日前まで順調に積雪量を増やしていましたが、昨日の雨で無残。
縞枯山を望むものの、いつもの真っ白ではない ↓ちょっとがっかり。
坪庭を散策する登山者。
坪庭からの南アルプス。
針葉樹のメルヘンチックなプロムナードもいつもの真っ白な縞枯山荘も今回は無し。
快晴の天気は気持ちよかったが、イメージどおりの雪がなくてこの辺までは あ~ぁ って感じ。
雨池峠から縞枯山に向かって登り始めると
樹林帯の中は そこそこ積雪が保たれていて いい感じで登っていく。
縞枯山の山頂は、積雪かなり少なし。
多い時は、「縞枯山」のプレート文字が隠れているからだ。
稜線もご覧のように雨で、雪が解けてしまって残念な眺め。
春の時期の晴れの時のような周囲の展望。八ヶ岳を眺めてもクリアさに欠ける。
縞枯とアルプス。
中央アルプス、御嶽~北アルプス。手前、車山。
この辺一帯の稜線は、独特な雰囲気だ。
見上げる樹氷が 青空に映えて美しい!
縞枯山山頂と展望台との中間地点にて。
樹林帯なので、雪はふかふか♪
展望台に向かって 樹林の中へ分け入ります。
やがて、パーンと展望が開ける。 正面に、茶臼山を見る。左に折れて、展望台に立ち寄る。
展望台の登り口にて。
雪が少なく、堆積している岩が丸見え。
少々、技術を要しますが、スノーシューで上がります♪
展望がいいので、まったり休憩している方がいました。
八ヶ岳の核心部とこれから向かう茶臼山をバックに。
ぐるりの展望 ↓
縞枯山と北横岳。
根子岳・四阿山
浅間山
荒船山
赤岳、阿弥陀など八ヶ岳の核心部
南アルプスと中央アルプス
遠くが霞み、クリアに見えず。雪雲が迫っている前兆は感じ取れますが、まだ風はありません。
(この直後、茶臼山の展望台ではとんでもないことになるのですが!)
再び 展望台分岐に戻る。
分岐付近の眺め。針葉樹が綺麗です♪
正面に茶臼山を見ながら 下って行きます。
下りの途中から振り返る。
五辻分岐を通過し、茶臼山への登りに入る。
ほんのひと登りで
展望のない茶臼山山頂<2338m>
樹林に囲まれています。通常、風は感じないところです。
でも、今回は樹林の中で風を感じます。速く流れる雲も頭上に確認できます。
先行していた登山者が、ヘロヘロになって天望台口から出てきました。
「ここで飯にしようぜ。」とザックを下します。
覚悟しながら天望台への小道へ分け入ります!
この樹林を抜けるとどういうことになるか、分かっていますとも!!
天望台に飛び出した瞬間、
なんじゃこりゃ~~!の 超強風!
普通の時でも 風が強めの場所。何回も来て周知のこと。
しかし、今回は半端ではない!
いつものモンスターも纏った雪がぶっ飛び骨、骨ロック!
天望台の岩場も雪がぶっ飛んでます!
雲が ビュン、ビュン飛んでいきます!
押し寄せる雪雲と南アルプス。
中央アルプスが見えなくなっていきます!
御嶽、北アルプスが見えなくなった!
車山も見えなくなるのは、もうすぐだ!
北横岳、縞枯山の山頂に ガンガン雲がぶつかっている!
南アルプスに掛かった雲を狙っていると あっという間に八ヶ岳の稜線を舐めて通り過ぎていく!
天望台滞在、5分持ちませんでした。 踏ん張って パパッとシャッター切るのが精いっぱい。
寒いんじゃなくて 顔が 耳が 頭が 「痛~~~い!!」
(雪山で、-15℃以下で、吹きさらし地帯での強風を体験したことのある方はよくわかる感覚ですね)
目出し帽<バラクラバ>ももちろん、持っていますよ。
でも、長居は無用です。樹林帯へ退散しましょう。
いつもなら、ここでのんびりランチなのですが、、、、、。今回は、絶対無理!
先行していたお二人同様、樹林帯に囲まれた山頂脇でと相成りました。
五辻分岐まで戻れば、あとはのんびりスノーハイクです♪
ふかふかの雪の上をスノーシューで パフパフ♪
アニマルトラッキングを楽しみながら。。。。。
お馴染み 野ウサギの足跡
同じウサギさんでも 個体の大きさや雪質によって微妙に形が違います。
雪に埋もれて蹄は形が出てないけど たぶんカモシカだね。
笹が見えてくると 五辻出合。
ここも雨で雪が解けていて 雪原で遊べない。
というか、稜線でないのに樹林の中を風が吹き付けるのを感じます。
雪雲ビュン、ビュン! 早く帰えろっと。
午前中と比べると同じ山の天気とは思えません。
今日、赤岳や横岳の稜線アタックの人は厳しいなぁと想像しながら帰路へ。
RWの中から撮影。 八ヶ岳。
南アルプス。
北アルプスに車山。 朝は、剱岳まではっきり見えていたのに。。。
すべて雪雲の中に消えた。 猛吹雪になっているんだろうなぁ~。
かろうじて見えていた蓼科山。(この後すぐ見えなくなった)
この日の天気変化は 事前に把握していたが、もしこれが泊を伴った稜線縦走だったら
かなり厳しい状況に身を置くこととなる。雪山の怖さは、ここにある。
やっぱり こんな青空と共に雪山は楽しみたいものですね♪
この山行が、2012年のラスト山行になるかな?
北八スノーシューハイク:過去記事で比較 ↓
12日に北八・縞枯山と茶臼山へスノーハイクに行って来ました!
すっかり雪融けが進んでしまい、縞枯れ特有の樹氷を見る事が出来なくて残念でした
展望は良かったし、やはり八ヶ岳の森のスノーハイクは気持ちが良くてまた行きたくなります。
雪山は天候、特に風が無い日に行くのがベストかもしれませんね
縞枯の樹氷が見られずで、残念でしたね。
>展望は良かったし、やはり八ヶ岳の森のスノーハイクは気持ちが良くて
是非また訪れてみてください。私もきっとまた行きますよ。
その通り。強風の日は、晴れていても辛いですから。19~20日の週末も天気はいいですが、おそらく20m前後の風が吹いているはずです。天気をつかまえるのも山の技術のひとつです。