天城山
天城シャクナゲと ブナの大木の森
天城の秘境 新緑の皮子平へ
先ずは、今回の山行のハイライト写真から
万三郎岳<1,406m>周辺、石楠立<はなたて>やシャクナゲコースの
登山道の至る所に満開の見頃で 咲き乱れる天城シャクナゲ♪
開花は例年より遅めであったが、 今年は 当たり年!
天城の秘境、皮子平の森は神秘的ですらある。
上を見上げれば。ブナの大木の新緑のシャワー♪
ブナの原生林が、すばらしい! これぞ、天城!
足元も 目の高さの空間も これが本当の自然の森なんだという新緑に包まれる♪
山の大気は 実に爽やかで 清らかだ
おいしい空気をいっぱい吸って
私は 生き生きしてくる
山の清水のせせらぎも 野鳥のさえずりも
透き通っている
シャクナゲのピンクも 新緑のグリーンも
冴え渡っている
ブナの新緑は
疲れた心を 元気にしてくれる
山は 生命<いのち>の輝きを 教えてくれる
天城山は 地元の山なのでもう何回登ったかさえ分からない。
正確に言うと 天城山という山はないので 天城連山だ。
いつ出かけても 清々しい気持ちで家路につけるのだが、
私が最も好きなのは、この新緑の季節である。
久しぶりに伊東側(ゴルフ場脇)から入山する。
天城らしい登山道。
入口から中腹までは ミツバツツジが満開であった。
明るい登山道を進む。
万二郎岳<1,320m>の山頂
山頂は、木々に囲まれている為 展望はほとんどない。万三郎方面がちらっと。
コマドリのさえずりが 清らかに響き渡る♪
万二郎岳を少し過ぎた尖がり岩の方が、展望がよい。
この日出会った 千葉のヤス&カナさん♪
なんとカナさんは、同郷の方であった。地元蒲原育ちの清水東高の出身。
これから向う万三郎岳が、大きく見えていた。
ヒメシャラの奇形樹があったので、パチリ!
新緑の尾根道を快適に進む。 「馬の背」付近から 万二郎岳を振り返る。
アセビのトンネルを抜けると ↑ シャクナゲの花 第1号を見つける!
この付近のジャングルは、規模は小さいがいい感じで咲いている。
これから先のメインポイントを前に この咲きっぷりである。 大いに期待が持てる♪
ブナの新緑が輝く登山道を気持ちよく進む。
登山道がフラットになった部分で、カナさんと♪
カナさん、こっち、こっち。。。。。 万三郎岳の前にシャクナゲジャングルにご案内♪
全てシャクナゲである。 圧倒される!
一眼レフで 撮りまくりのカナさん。
天城シャクナゲのジャングル 如何でしたか?
シャクナゲの森を抜け出ると 今度はブナの新緑と青空です♪
遠笠山と万二郎を振り返る。
天城の最高峰「万三郎岳」<1,406m>
新緑の緑に オオカメノキの真っ白い花がきれいだった。
万三郎岳からは 明るい尾根を分岐点まで下る。
万三郎岳下分岐点
天城は至る所 ブナの木があるが、
ここから 「小岳」の間が 最も美しいメルヘンチックなブナの原生林なのである♪
片瀬峠にて
ブナの原生林に囲まれた登山道を行く♪
小岳<1,360m>山頂
美しいブナの原生林に囲まれた小岳山頂は、カモシカがこよなく愛する場所である。
小岳を下って先に進むが、 まだまだブナの原生林が続く。
名所:ヘビブナ
どうしてこんな育ち方をしたのか? いずれにしても圧倒的な存在感のヘビブナです。
戸塚峠に向けて なおも進みます。
戸塚峠からは 天城縦走路を離れて 秘境「皮子平」へと。。。。。
皮子平の様子を掻い摘んで。 何と言っても外せないのは ブナの大木!
そして、ヒメシャラの森。
方向感覚がなくなる森の中へ・・・・・。
写真だけでは、この広さや奥深さ、そして「静寂」が全て伝えきれないのが残念です。
ブナの葉っぱより低い位置にも コナラやミズナラのフレッシュグリーン♪
皮子平で十分癒されたら、
先ほどのブナの原生林を小岳経由で万三郎下分岐点まで戻ります。
シャクナゲコースへと回り込み、
山行のラストに もう一度 シャクナゲを愛でて下ります♪
涸沢沿いの新緑を楽しみ ラウンドコースのフィナーレとなります。
地元のお手軽な山ですが、
心が疲れたときには優しく癒してくれるそんな山です♪
天城は展望の山ではありませんが、山本来の自然に包み込まれる山です。殊に、ブナの新緑の頃は素晴らしいです。
シロヤシオも今年は当たり年であったみたいです。
ブナの原生林の緑が鮮やかですね。ブナは北の地方に行くほど、雪に対抗するため等の理由により上に一直線に伸びているとのことであります。温暖な地方なので、こういった形のブナも出来たのですかね。本当に近場でいいところがたくさんありますよね。
シャインさんも都会の新緑や花菖蒲を楽しんでいますね♪コンディションが整ったら、是非、新緑の天城にお出でください。
緑も清々しくて♪
暫くはこんな山歩きは出来ませんが
カモシカさんのレポで石楠花の見事さを堪能させて頂きました。