塩見・蝙蝠岳（南ア）２日目ーC（蝙蝠復路）

８/11　蝙蝠岳からの復路

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　今回は縦走ではないので今朝歩いた蝙蝠尾根をそのまま戻る。

　

　時間の許す限り山頂で憩い、山頂の展望を目に焼き付けて下る。

　

　蝙蝠岳山頂が遠くなる。

　

　小ピークを越えながら下り、手前には最低鞍部に入っていくハイマツの濃い緑が見えてくる。

　

　ハイマツ帯の先にはきれいに蝙蝠尾根が延び、はるか塩見岳まで続く。

　もう一度この気持ちよい稜線を歩けるとなると縦走でさっと歩いてしまうより得した気分だ。同じ道は歩きたくないと往復コースを敬遠される方もいるが、同じ道でも味わいや景色の見え方がまた違うから不思議である。往復も捨てたものではない。

　

ハイマツのブッシュを潜り、鞍部から蝙蝠岳を振り返る。

　

登り返して高度を上げ、稜線に出る手前から蝙蝠岳を望む。

　

何度も振り返る。

　

ザレたひろ～い稜線を進む。自分のほかにこの稜線には誰もいない。

何と言う贅沢だろう。ゆっくり味わいながら歩く。

どこまでも、どこまでも歩き続けたい。

　

尾根の前方には北俣岳、を挟んで塩見岳が見えている。

　

平に見える蝙蝠尾根だが、実際に歩くといくつかのアップダウンがある。

復路は後半になると少々疲れを感じる。

　

　

北俣岳の近くまで来た。蝙蝠岳があんなに遠くになった。

　

前方には塩見岳がその姿を次第に大きく見せ始める。

　

北俣岳から塩見に向かう稜線は、短いが岩稜帯のヤセ尾根である。右側を巻かないでピークを通過すれば展望も得られる。
小河内岳・前小河内岳・烏帽子岳方面を望む。

　

熊ノ平への分岐。この山域に入る方なら、上記の情報は常識としてお持ちであろう。

止むを得ないことであるが、山行計画を立てる際に制約を受けることは否めない。

　

分岐から北俣岳

　

北俣岳から蝙蝠尾根を挟んで蝙蝠岳。

　

蝙蝠岳山頂や三伏山などから見る表情とは全く異なる塩見岳。このフェースが見えるようになると塩見岳山頂まではすぐそこだ。

　

左手には さっきまでいた蝙蝠岳がずっと見えている。

　

　　　北俣岳

　

　　　　蝙蝠岳

　

塩見岳山頂手前から稜線を振り返る。充実感が湧いてくる。

　

塩見岳山頂は日中は大勢の人で賑わったと思われるが、夕方のこの時間は静かだ。赤いデカザックの人が独り休憩していただけだ。テントなので、今夜はたぶんあそこだな。下っていく姿を見送り、自分も逆方向へ塩見の山頂を後にする。

　

下山途中、左手には荒川三山も見えている。　急下降の岩場を慎重に下り、天狗岩の岩場もトントンと下る。

　

前方に緑が広がり、道がなだらかになると塩見小屋まではあと僅かとなる。

　

振り返り、塩見岳西峰と天狗岩がツインで見えてくると本日のフィナーレとなる。

 

　展望だけでなく、足元には色とりどりの花が咲いたいた。

　花アルバム：復路で見つけた花々と草紅葉のはしり。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　☆山行３日目、烏帽子岳　につづく☆